黙とう 令和三年三月

3月11日、朝から中央図書館で調べ物をしていた。2時44分、館内放送。 「45分から1分間黙祷します」 職員も利用者も目を閉じて黙祷。 3月9日発売の「Newsweek日本版」に櫻井翔のリポートが載っていた。 「取材した方の背中が見...

長野 美樹さんの投稿 2021年3月12日金曜日


3月11日、朝から中央図書館で調べ物をしていた。2時44分、館内放送。
「45分から1分間黙祷します」
職員も利用者も目を閉じて黙祷。
3月9日発売の「Newsweek日本版」に櫻井翔のリポートが載っていた。
「取材した方の背中が見えなくなった後。その扉が閉まった後。そして車に乗り込み、被災した町が車窓を流れゆく時に。
奥歯をかみ締めながら涙したことが何度あったことか。もうこれ以上悲しい話は聞けないと、被災地へ行くことをためらう日が何度あったことか」
寒かっただろう
怖かっただろう
苦しかっただろう
生き残った人たちも家族を失って死にたいくらい辛かっただろう
そんなことを想うと目が開けられなかった。

管理人マーキュリーマークからの伝言

特例的に転載しました。

 

 回顧を兼ねた書評
 僕の初海外旅行は26歳の時のインドだった。
 当時往復チケットは年末料金だったので30万した(泣)。
 行く前は椎名誠の「わしもインドで考えた」を熟読。
 インドでは尻の毛まで抜かれるほどぼったくられ、下痢と発熱で散々だったけど、
 それからはリーマンパッカーとして主にアジアをふらふら。
 アフリカは遠すぎて行けなかった。新婚旅行もバックパックでバンコクと香港へ。
 香港では雑居房のチョンキンマンションで二泊し、妻はぐったりしていた。
 バンコクでは安宿と高級ホテルと泊まり歩き、マリオットのプールで
 溺死しそうになったのは今ではいい思い出だ(嘘)。
 旅も好きだが、旅行記も好きだ。
 この本は主にアフリカ旅行のエッセイだが、面白い。
 何よりも文章がうまい。
 奥さんとのなりそめを綴った「追いかけてバルセロナ」なんか疾走感があり、
 一気に読め、感動的でさえある。
 朝の通勤の地下鉄で読んでたけど、日本にいながら気持ちはバックパッカー。
 旅の本もいいけど、また出かけたいなあ。