時計と海外旅行 令和四年

 ドリアン長野のカンボジア旅行記からの抜粋

 

 モーニング・コールを頼んだはいいが、部屋に入ってみると電話がない。

はて、どうすんだ?と思っていたら、翌朝、フロントの人がその時刻に部屋のドアを叩きに来たのであった。

 

ドリアン長野の香港旅行記からの抜粋

 

ここはチョンキンから100メートルほど離れたミラドール・マンション一階にある工房だ。

ミラドールもチョンキン同様、安宿の集合ビルだが、新しい分だけ設備が整っているらしい。

話のネタにと、ニセ・ブランド時計の客引きに声を掛けたら、ここに連れてこられた。

(中略)

ちなみに私は腕時計は持ってない。ケータイの時間表示で充分だし、海外に行くときは電池で動く、ちっこい目覚まし時計を持って行く。

「この時計イケてねー」「もっと安くしろー」と散々ごねる私にとうとうキレたのか、「あんたの欲しい時計なら外で売っている」と通りに追い出された。

仕方ないから、露店で売ってる一個30HKDの時計を買ったね。

 

ドリアン長野のタイランド旅行記からの抜粋

 

部屋にあったセイコーの置き時計をカバンに入れて持って帰ったのよね。チェックアウトの時になんにも言われなかったから、しめしめって感じで。

ところが一か月後にホテルから請求書がきた。

時計が紛失していたのでクレジットカードからその代金を引き落とさせていただきますってな。

それがなんで2000バーツになるんじゃい!

何の変哲もないただのちっこい時計やないかい!

世界一にしてはせこくないか! もしかしたらボッてるんちゃうんかい、オリエンタル! ふざけんじゃね~! って悪いのはオレか。

 よい子のみんなはお持ち帰りはスリッパか歯磨きセットまでにしときましょうね。(泣)

~管理人マーキュリーマークからの伝達 2000バーツは¥7000以上~ 


 タイランドのホテルの時計を盗むと2000バーツ請求されるので盗まないで下さい。

私は帰国後にセイコーの時計を¥1900で買いました。

偽造時計は買わないで下さい。

目覚まし時計を利用したらホテルの人に壁を叩かれません。

 私は渡航中に複数の時計を利用しました。

 時計一つで海外旅行した人は短期間かつ時差が日本と大差が無いか集団で旅行したので問題無かったと思います。

世界時計 - 世界の時間と時差

 置時計は日付や曜日も分かり有益でした。

移動中に電子音を鳴らさない為にホテルの中で乾電池を入れ時刻設定し帰国日に電池を抜きました。

渡航前に腕時計を太平洋夏時間に適合させてカナダで利用し帰国後は日本時間に設定しました。

懐中時計は日本時間で利用しました。


 16+7=23 時差が16時間なのでバンクーバーの朝食の時間は日本時間の午後11時。

iPadばかりか置時計(7cm平方、奥行き3cm)も役立ちました。

渡航するなら時計は渡航先に適合させた時計と日本時間に適合させた時計を各一個以上は用意すべきです。

帰国後にデジタル腕時計も買いました。

  iPadが利用出来る前は海外旅行案内書の時差のページを参考に時計の時間調整をした人はいるかも?

敬具 マーキュリーマーク
 

 回顧を兼ねた書評
 僕の初海外旅行は26歳の時のインドだった。
 当時往復チケットは年末料金だったので30万した(泣)。
 行く前は椎名誠の「わしもインドで考えた」を熟読。
 インドでは尻の毛まで抜かれるほどぼったくられ、下痢と発熱で散々だったけど、
 それからはリーマンパッカーとして主にアジアをふらふら。
 アフリカは遠すぎて行けなかった。新婚旅行もバックパックでバンコクと香港へ。
 香港では雑居房のチョンキンマンションで二泊し、妻はぐったりしていた。
 バンコクでは安宿と高級ホテルと泊まり歩き、マリオットのプールで
 溺死しそうになったのは今ではいい思い出だ(嘘)。
 旅も好きだが、旅行記も好きだ。
 この本は主にアフリカ旅行のエッセイだが、面白い。
 何よりも文章がうまい。
 奥さんとのなりそめを綴った「追いかけてバルセロナ」なんか疾走感があり、
 一気に読め、感動的でさえある。
 朝の通勤の地下鉄で読んでたけど、日本にいながら気持ちはバックパッカー。
 旅の本もいいけど、また出かけたいなあ。