うちの近所にS町がある 平成25年10月

うちの近所にS町がある。そこは高級マンションやオサレなカフェなんかが密集している地区だ。
ある日、保育園帰りの妻がS町に住むママ友と一緒になった。
妻が聞いたそうだ。
「◯◯さんは買い物はやっぱり『ライフ』でされるんですか?」
「『ライフ』でもしますけど、BBが多いですね」
「BB?…ああ、ビッグ ビーンズのことですか」

ビッグ ビーンズは関西で五店舗しかない高級スーパーである。雨の日は◯◯さんのご主人が高級外車で子どもを保育園に迎えに来るらしい。なんでそんな人が認可制の保育園に子どもを預けてるのだ。

その話を聞いて、私は妻に言った。
「今度その人に会ったら、うちは『スーパー玉出』でしか買い物しませんって言うとけ~」
うちからS町に行くには8車線ある通りを横断しなければならない
ピート ハミルの「世界で最も長い旅はブルックリンからマンハッタンに至る旅だ。」という言葉を思い出しましたわ。
バカ~!スーパー
パチンコ屋みたいですよね。
  • そうそう、ビッグ ビーンズは輸入食料品も多い置いてあって、成城石井みたいな感じ。関西で一番高級スーパーといえば、芦屋に本店があるikariスーパー。横浜駅にも店舗があったけど、すぐつぶれたとか。関東では一番は紀ノ国屋?玉出日の丸弁当とか普通に売ってる。レジの人はほとんど中国人。たまにタイ人。日進ワールドデリカテッセン、これは行ってみたい。麻布にしかないんでしょうか?マンダイ、あるある!広尾のナショナルマーケットみたいに大使館員とそのご家族御用達?(>_<)
 

 回顧を兼ねた書評
 僕の初海外旅行は26歳の時のインドだった。
 当時往復チケットは年末料金だったので30万した(泣)。
 行く前は椎名誠の「わしもインドで考えた」を熟読。
 インドでは尻の毛まで抜かれるほどぼったくられ、下痢と発熱で散々だったけど、
 それからはリーマンパッカーとして主にアジアをふらふら。
 アフリカは遠すぎて行けなかった。新婚旅行もバックパックでバンコクと香港へ。
 香港では雑居房のチョンキンマンションで二泊し、妻はぐったりしていた。
 バンコクでは安宿と高級ホテルと泊まり歩き、マリオットのプールで
 溺死しそうになったのは今ではいい思い出だ(嘘)。
 旅も好きだが、旅行記も好きだ。
 この本は主にアフリカ旅行のエッセイだが、面白い。
 何よりも文章がうまい。
 奥さんとのなりそめを綴った「追いかけてバルセロナ」なんか疾走感があり、
 一気に読め、感動的でさえある。
 朝の通勤の地下鉄で読んでたけど、日本にいながら気持ちはバックパッカー。
 旅の本もいいけど、また出かけたいなあ。