銅像について 平成26年3月

東出昌大 インタビュー  「『ごちそうさん』の撮影で大阪におられたと思いますが、大阪はどうでしたか?」  「どっぷり楽しみました(笑)。10ヶ月ほど阿波座にいたんですが、靱公園ってあるじゃないですか。そこのテニスコート付近を毎晩走っていました。で、公園内のベビーカーを押している家族の銅像って…わかります?夜だったので、あれにはめちゃくちゃ驚かされて(笑)」  地元の人間なら、あ~あ~と首肯するだろう。あっこの銅像はリアルで夜行ったら絶対腰抜かしますよ。(笑)
 

 回顧を兼ねた書評
 僕の初海外旅行は26歳の時のインドだった。
 当時往復チケットは年末料金だったので30万した(泣)。
 行く前は椎名誠の「わしもインドで考えた」を熟読。
 インドでは尻の毛まで抜かれるほどぼったくられ、下痢と発熱で散々だったけど、
 それからはリーマンパッカーとして主にアジアをふらふら。
 アフリカは遠すぎて行けなかった。新婚旅行もバックパックでバンコクと香港へ。
 香港では雑居房のチョンキンマンションで二泊し、妻はぐったりしていた。
 バンコクでは安宿と高級ホテルと泊まり歩き、マリオットのプールで
 溺死しそうになったのは今ではいい思い出だ(嘘)。
 旅も好きだが、旅行記も好きだ。
 この本は主にアフリカ旅行のエッセイだが、面白い。
 何よりも文章がうまい。
 奥さんとのなりそめを綴った「追いかけてバルセロナ」なんか疾走感があり、
 一気に読め、感動的でさえある。
 朝の通勤の地下鉄で読んでたけど、日本にいながら気持ちはバックパッカー。
 旅の本もいいけど、また出かけたいなあ。