どういうことかというと、今日食べる代金は前のお客さんのおごりなのだ。今日の代金は次に食べるお客さんへのプレゼントだということなのだ。つまりペイフォワード。料金は自分の好きなだけ茶封筒に入れて渡す。このシステムを知ったときに果たして経営が成り立つだろうかと思ったが、封筒が空だったことは一度もなかったそうだ。8月で一周年を迎えた。
小さい頃から料理が好きで、あべの調理専門学校で修業した愛想がよく可愛らしい若い女性が一人で切り盛りしている。今のところ定食は「カレー鍋」と「おにぎり定食」のみだが、しっかりと野菜や素材の味を活かしてお世辞ではなく、本当に美味しかった。若いのに相当な腕だ。大きなおにぎり二個を平らげると、もう一ついかがですか?と声がかかる。まるで友だちの家でおよばれしているみたい。自家製ドリンクやケーキもある。当然いくら食べても料金は自分で決める。
このような形態のお店は常設店では全国でここだけ。新聞やテレビでよく紹介されているので行列必死かと思っていたが、いつも閑散としている。ゆったりとした居心地のいいこの店、一度是非。 http://yahoo.jp/rOw65n