ライアンの娘 リターンズ(特別篇)

ライアンの娘

at 2005 11/14 23:21 編集

さきほど、デビッド・リーン監督の「ライアンの娘」を観終わった。アイルランドの海辺の寒村が舞台だ。ローズの人を愛する苦しさ、切なさが心にぐさぐさ突き刺さって泣けた。ローズ役のサラ・マイルズが愛らしくて、不倫をしてしまっても、しかたがねーな好きになったらよおと月9と野球とプロレスを観ない私は共感する。ローズがリンチになっているところに神父が割って入り、ぐだぐだ言うおっさんを思わず殴ってしまうシーンも泣けた。この神父はローズを小さい時からかわいがっていて、ラストの肩に手をやる右手、日本語変か?のシーンなんかここでもまたほろりときた。ただ、リーンは(ダチか)風景を撮るのはさすがにうまいと思うんだが海辺の場面なんか東北の漁村みたいだったってこれは褒め言葉なんだけど音楽がコミカルなのでアイルランドだから手元でU2かけながら観るともっと感動するかも。イギリスとアイルランドの確執を知るならこの映画が基本かって、まあ、観ても何もわからんが取りあえず「NANA」を観てうるうるしたパンクスにはお勧め(保証はせん。三時間以上もあるし)。


Ryan's Daughter (1970) Trailer

元(ハジメ)管理人の感想文と皆様への伝達事項
ライアンの娘を視聴するかしないかは各自でお決めください。某人物の平成17年の記念日に発表されてますね。(笑)
 

 回顧を兼ねた書評
 僕の初海外旅行は26歳の時のインドだった。
 当時往復チケットは年末料金だったので30万した(泣)。
 行く前は椎名誠の「わしもインドで考えた」を熟読。
 インドでは尻の毛まで抜かれるほどぼったくられ、下痢と発熱で散々だったけど、
 それからはリーマンパッカーとして主にアジアをふらふら。
 アフリカは遠すぎて行けなかった。新婚旅行もバックパックでバンコクと香港へ。
 香港では雑居房のチョンキンマンションで二泊し、妻はぐったりしていた。
 バンコクでは安宿と高級ホテルと泊まり歩き、マリオットのプールで
 溺死しそうになったのは今ではいい思い出だ(嘘)。
 旅も好きだが、旅行記も好きだ。
 この本は主にアフリカ旅行のエッセイだが、面白い。
 何よりも文章がうまい。
 奥さんとのなりそめを綴った「追いかけてバルセロナ」なんか疾走感があり、
 一気に読め、感動的でさえある。
 朝の通勤の地下鉄で読んでたけど、日本にいながら気持ちはバックパッカー。
 旅の本もいいけど、また出かけたいなあ。


 管理人マーキュリーマークからの伝言
 上記は、ドリアン長野が令和二年に投稿した内容です。
 令和六年にドリアン長野は親子でケアンズ旅行。