スノーライオン(新作) 平成26年11月


日本で唯一亡命チベット人の経営するチベットレストランが大阪市西区新町にある。オリックス劇場(旧厚生年金会館)のすぐ側。
スノーライオン」とはチベット仏教に出てくる神聖な動物。中国、チベット問題に詳しいジャーナリストの有本香さん(関西テレビ、ニュースアンカー火曜日に出演)の友人であり、チベット支援を続けておられるあぼともこさん(FB友達になっていただいた。あぼさんが素晴らしいのはチベットイデオロギーではなく、情で支援しているとおっしゃるところ https://www.facebook.com/tomoko.abo)がお勧めのレストラン。今年の3月にオープンした。
中に入るとチベット仏教の宗教具や調度品が所狭しと飾られ、座敷はまるでチベットの民家に招かれたようだ。チベット料理を食べるのはネパールでチベット人が経営するゲストハウスに泊まって以来だが、チベットうどんのトゥクパもチベット餃子のモモも非常に美味しかった。チベットに小旅行したような、一度行ったらまた行きたくなるような居心地のいい場所だった。
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 回顧を兼ねた書評
 僕の初海外旅行は26歳の時のインドだった。
 当時往復チケットは年末料金だったので30万した(泣)。
 行く前は椎名誠の「わしもインドで考えた」を熟読。
 インドでは尻の毛まで抜かれるほどぼったくられ、下痢と発熱で散々だったけど、
 それからはリーマンパッカーとして主にアジアをふらふら。
 アフリカは遠すぎて行けなかった。新婚旅行もバックパックでバンコクと香港へ。
 香港では雑居房のチョンキンマンションで二泊し、妻はぐったりしていた。
 バンコクでは安宿と高級ホテルと泊まり歩き、マリオットのプールで
 溺死しそうになったのは今ではいい思い出だ(嘘)。
 旅も好きだが、旅行記も好きだ。
 この本は主にアフリカ旅行のエッセイだが、面白い。
 何よりも文章がうまい。
 奥さんとのなりそめを綴った「追いかけてバルセロナ」なんか疾走感があり、
 一気に読め、感動的でさえある。
 朝の通勤の地下鉄で読んでたけど、日本にいながら気持ちはバックパッカー。
 旅の本もいいけど、また出かけたいなあ。