

君が生まれたのは二年前、今日みたいに暑い日だった。あの3.11から四か月後だった。なんだか生徒は先生で、教える者は教わる者で、子どもは親だ。そんな気がする。
なぜ七月生まれなのに菜々花?と聞かれるけど、君の名前を考えている時にある新聞記事が目にとまった。
大学を卒業して、堺の刀鍛冶に嫁ぎ、自らも刀鍛冶師を目指す25歳の人の記事だった。
その人の嫋やかでいて、強い意志を秘めた表情に魅かれた。七菜子さんという名前だった。もちろん会ったこともないけど、その人から名前を少しいただいた。
菜の花から菜種油が採れ、菜の花自体も食用になるように、ヨハネ福音書にあるように、「一粒の麦が地に落ちて死ななければ、それはただ一粒のままである。しかし、もし死んだなら、豊かに実を結ぶようになる。自分の命を愛する者はそれを失い、この世で自分の命を憎む者は、それを保って永遠の命に至るであろう。」そんな生き方をして欲しいという願いから。
元(ハジメ)管理人の感想文と皆様への伝達事項
娘の成長を願う親の気持ちが現れていますね。感動した人物の氏名を参考にして子供の命名をする人物も世の中にはいます。君が中高生の時には大学受験よりも親の介護で大変かもしれないけども負けずにがんばってね。(笑) ドリアン長野が50歳で得た娘だから、娘が大学生の時には親が何歳かについては皆さんで計算してみてください。皆様、祖父が孫の育児をしてる訳では無い点はご理解ください。