
大阪城を15キロラン。
初めは苦しくてしかたがなかった。
1キロ走っては10分休んでいた。
なんでみんな苦行僧のように走るのだろうと思った。
今は走るのが楽しくてしかたがない。
早起きして走りながら朝日を見ると幸福を感じる。
ふと、沢木耕太郎の「深夜特急」の九龍島と香港島を結ぶスターフェリーでの一文を思い出す。
初めは苦しくてしかたがなかった。
1キロ走っては10分休んでいた。
なんでみんな苦行僧のように走るのだろうと思った。
今は走るのが楽しくてしかたがない。
早起きして走りながら朝日を見ると幸福を感じる。
ふと、沢木耕太郎の「深夜特急」の九龍島と香港島を結ぶスターフェリーでの一文を思い出す。
「十セントの料金を払い、入口のアイスクリーム屋で五十セントのソフト・アイスクリームを買って船に乗る。木のベンチに坐り、涼やかな風に吹かれながら、アイスクリームをなめる。対岸の光景はいつ見ても美しく、飽きることがない。放心したように眺めていると、自分がかじっているコーンの音がリズミカルに耳に届いてくる。このゆったりとした気分を何にたとえられるだろう。払っている金はたったの六十セント。しかし、それ以上いくら金を積んだとしても、この心地よさ以上のものが手に入るわけでもない。六十セントさえあれば、王侯でも物乞いでも等しくこの豪華な航海を味わうことができるのだ。
六十セントの豪華な航海。私は僅か七、八分にすぎないこの乗船を勝手にそう名付けては、楽しんでいた。」
六十セントの豪華な航海。私は僅か七、八分にすぎないこの乗船を勝手にそう名付けては、楽しんでいた。」
走ることのできる健康に感謝。