中海テレビさん、カットしないでね。

https://www.facebook.com/ChukaiTV/?fref=photo

バスターミナルでテレビ局のインタビューを受けた。
「ちょっとインタビューさせてもらっても大丈夫ですか」
「はい、何でも聞いてください!」
「連休中はどのように過ごされましたか」
「墓参りして墓参りして墓参りしました」
慌てて妻が
「海に行きました。それからイチゴ狩りにも」
「どちらまでお帰りですか」
「家までです」
「いえ…」
「あ、大阪です」
「いい連休になりましたか」
「最高です!」
バスの中で妻が言う、
「カットになってほしいわ」
中海テレビさん、カットしないでね。
 

 回顧を兼ねた書評
 僕の初海外旅行は26歳の時のインドだった。
 当時往復チケットは年末料金だったので30万した(泣)。
 行く前は椎名誠の「わしもインドで考えた」を熟読。
 インドでは尻の毛まで抜かれるほどぼったくられ、下痢と発熱で散々だったけど、
 それからはリーマンパッカーとして主にアジアをふらふら。
 アフリカは遠すぎて行けなかった。新婚旅行もバックパックでバンコクと香港へ。
 香港では雑居房のチョンキンマンションで二泊し、妻はぐったりしていた。
 バンコクでは安宿と高級ホテルと泊まり歩き、マリオットのプールで
 溺死しそうになったのは今ではいい思い出だ(嘘)。
 旅も好きだが、旅行記も好きだ。
 この本は主にアフリカ旅行のエッセイだが、面白い。
 何よりも文章がうまい。
 奥さんとのなりそめを綴った「追いかけてバルセロナ」なんか疾走感があり、
 一気に読め、感動的でさえある。
 朝の通勤の地下鉄で読んでたけど、日本にいながら気持ちはバックパッカー。
 旅の本もいいけど、また出かけたいなあ。