ズートピアがニューヨークで肉食動物が黒人、草食動物が白人という寓話を感じることも容易かもしれない。面白かった❗それだけでなく、いろいろと考えることも多かった。テーマは差別や偏見、そして夢を持つことの大切さ。ステレオタイプのそれらをウサギが警察官になるのはムリだと言われ続けてきたジュディーと小さいときからの周りの偏見で夢を諦めた詐欺師のキツネのニックを中心にしてストーリーが展開していくのはうまいと思う。ジュディーの持っているスマホの裏面のロゴがかじられたニンジンなのには思わずにやり。
ナマケモノの意外なラストもまたにやり。
映画のエンドロールが終わって、隣りの席のカップルの男が連れの女性に「舐めてた」えっ?と思ったら「こんなに面白いとは思わんかった」
映画館を観終わって満足して席を立ってもしばらく余韻が続く。映画ってこうじゃないとね、と思った次第です。