マラソン本 ①
一年前は街中を走るランナーを冷ややかに見ていたのが、気がつけば正月は箱根マラソンを熱心に観、福士加代子のドキュメンタリーを録画し、図書館に行けば一度にマラソン関係の本を9冊借りているというていたらく。何なんだこれは。中毒か、中毒なのか。
今までスポーツをしたことがなかったオタクでメタボ気味のヘビメタ好きのギャグ漫画家の喜国氏、47歳にしてマラソンを始め、病み付きになり、今では月に200キロを走るという。そのきっかけが面白い。
「2006年のこと、突然ツレが走らなきゃいけない、と言いだした。彼女は極真空手の道場に通っていて、夏の合宿にも何度か参加しているのだが、これまで不参加だった12キロの長距離走を初めてやることになったのだ。夏の炎天下に長距離走。しかも道着で。さすがは天下の極真。鉄下駄じゃないだけ、まだマシなのか。」
「彼女はいつだってそうである。いきなりなのである。彼女の辞書には段階を踏む、とか徐々に、なんて言葉はないのである。空手を始めるときも、近くの町道場ではなく、いきなり極真の総本部の門を叩いたし、入門したその日の夜、腕立て伏せが三回しかできないのに、将来黒帯を巻いているであろう自分の姿を熱く僕に語ったりした。」
まあ、そういうわけで奥さんに付き合って走り始めるのだが、腕立て伏せ三回しかできなかった彼女もなんと、現在有段者である。ああ、人間って素晴らしい…T_T
この本の「はじめに」でこんな言葉がある。
たかがバナナが?
信じられない人にはぜひ確かめてもらいたい。」
フルマラソンを走って至極のバナナを味わってみたい、と思わないだろうか。えっ、思わない?
そうですよね。でも私は中毒者ですから。
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ちうどくすね( ̄∇ ̄)
ドリアン長野 です(≧∇≦)