日本一有名(悪名?)な医師と呼ばれる、内海聡氏 平成29年1月

— ドリアン長野 (@duriannagano) 2017年1月18日 ">

日本一有名(悪名?)な医師と呼ばれる、内海聡氏。
You are what you eat.
何を食べているかはその人の生き方そのもの。中学生で沖縄流空手に入門し、25歳で極真空手の門を叩いた私は強くなるための食事とは何かを考え、試行錯誤を繰り返してきた。そのために読んだ栄養学の本は膨大な量になる。
この本はわかりやすく、ニヒリストを自認する内海氏の実は家族や人間に対する愛に溢れた好著。
「食事には栄養よりも品数よりも大事なものがあると私は思います。それは人間として社会動物として食べるということであり、家族とともに食べるということであり、友人とともに食べるということだと思うのです。」
他ならぬ内海氏の言葉だけに磐石の重みがある。知らずに食べるのと知っていて食べるのでは大きな違いがあります。
今までに読んだ玉石混淆の栄養学の本の中で文句なしのおすすめです。



 

 回顧を兼ねた書評
 僕の初海外旅行は26歳の時のインドだった。
 当時往復チケットは年末料金だったので30万した(泣)。
 行く前は椎名誠の「わしもインドで考えた」を熟読。
 インドでは尻の毛まで抜かれるほどぼったくられ、下痢と発熱で散々だったけど、
 それからはリーマンパッカーとして主にアジアをふらふら。
 アフリカは遠すぎて行けなかった。新婚旅行もバックパックでバンコクと香港へ。
 香港では雑居房のチョンキンマンションで二泊し、妻はぐったりしていた。
 バンコクでは安宿と高級ホテルと泊まり歩き、マリオットのプールで
 溺死しそうになったのは今ではいい思い出だ(嘘)。
 旅も好きだが、旅行記も好きだ。
 この本は主にアフリカ旅行のエッセイだが、面白い。
 何よりも文章がうまい。
 奥さんとのなりそめを綴った「追いかけてバルセロナ」なんか疾走感があり、
 一気に読め、感動的でさえある。
 朝の通勤の地下鉄で読んでたけど、日本にいながら気持ちはバックパッカー。
 旅の本もいいけど、また出かけたいなあ。