内田百閒の「ノラや」は愛猫のノラが家出をしてしまい、70歳にならんとする百閒先生が身も世もなく嘆き悲しむ随筆だ。
「ノラのことを思うと涙が止まらない」とこの明治生まれの頑固偏屈無愛想で我儘な文豪が毎晩はらはらと涙を流す。ノラと入れ替わりに居ついた野良猫も病死してしまう。私も愛猫家として読んでいて胸を突かれる。
「ノラのことを思うと涙が止まらない」とこの明治生まれの頑固偏屈無愛想で我儘な文豪が毎晩はらはらと涙を流す。ノラと入れ替わりに居ついた野良猫も病死してしまう。私も愛猫家として読んでいて胸を突かれる。
なぜだか「ショーシャンクの空に」の主人公の言葉を思い出す。
Hope is a good thing, maybe the best of things. And no good thing ever dies.(希望ってのはいいものだ。多分この世でいちばんのものだよ。どんなに絶望の中にあったって良いものは決してなくならないんだ)
上を見ると青い空だ。今日も頑張ろう。
— ドリアン長野 (@duriannagano) 2017年6月3日