飛んで上海



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#23 飛んで上海

at 2003 10/31 19:02 編集

 出発前から中国だった。関空に着いたら、いきなり飛行機が2時間の延着だ。仕方なく待っていたら今度は変更(って?)ということで更に1時間待ち。中国国際航空に乗るはずだった我々はなぜか中国東方航空機に乗せられ、予定より3時間10分遅れでやっと飛び立った。機内放送ではそのことについては一切触れられることはなかった。やるな、中国。さすが豪放磊落、天衣無縫、質実剛健の中国人だ。少しぐらい遅れたからって、四の五の言うんじゃねえよ、墜落するわけじゃあるめえしよ、という態度に私は好感を持つぞ。いいぞ、中国、等とその時はまだ余裕をかましていられた。
 夜の8時に上海虹橋空港着。飛行機の中で今夜泊まるホテルを決めていたので、予約しようとうろうろしていると、「タクシー?」 と小説家の猪瀬直樹にそっくりの男が寄ってきた。
 「○○ホテルに泊まりたいんだ」と言うと猪瀬は「知ってる」と言う。ああ、いつもならそんな手口には乗らないのだが、なぜか猪瀬の後をのこのこと付いて行き、タクシーに乗った。助手席には別の男が乗り込んできた。アジアではこういう事はよくある。タクシーを私用に使うのは日常茶飯事、勝手に友人や家族を乗せたりするので私は気にも止めなかった。猪瀬の相棒が高級そうなホテルのパンフレットを差し出す。
 「○○ホテルは古くて部屋も狭い」
 案の定、タクシーはパンフレットの高級そうなホテルの前に着いた。 「この野郎~」と思ったが宿泊費を聞くと、そう高くはない。夜も遅いし、この高級そうなホテルに泊まることにした。ボーイに案内されて高級そうな部屋に入ると猪瀬たちも付いてきた。ボーイが出て行くと、猪瀬が両替しないか? と言う。レートを尋ねると銀行と同じなので1万円換金することにした。これで用は済んだと思ったが、極悪人の猪瀬はその後、信じられないことを言ったのだ。
 「ハイウエイ代の100元とタクシー代の100元を払ってくれ」
 てめ~、空港でタクシー代はホテル代込みだと言ったじゃね~か。そう言うと 「サービス込みだと言ったが、料金込みだと言った覚えはない」 とわけの分からんことをぬかしやがる。渋々100元だけは渡したが、あとの100元は絶対に払えんっ! と長い間言い争った。しかし、極悪人猪瀬は諦めない。朝まで言い争っていてもよかったのだが、私は言い争いをしにわざわざ中国までやって来たのではない。観光をしに来たんだ、観光を! 明日も早いのでいいかげんに寝たい。私は負けた。極悪人猪瀬に100元払って追い返した。くっそ~、お金も惜しいが、それ以上に極悪人猪瀬に負けたことが悔しい。気分を変えようと食事をしに外に出たが、レストランも食堂も屋台も何もない。あるのは高級そうなアパートと理髪店だけだ。(ここもかいっ!) どうやらここは上海のはずれのようだ。その夜はローソンでハンバーガーとジュースを買ってホテルに帰る。(何で上海まで来てこんなもん食べとるんやあ~~! 猪瀬~っ、てめえのせいやあ~!!)
 翌日は市街地にある東亜飯店に泊まる。このホテルは上海銀座と呼ばれる南京路に面しており、常にごった返している。夜ともなるとネオンサインがまたたき、地元の人間と観光客とおのぼりさんと物乞いでにぎわう。あ、それと忘れてならないのが繁華街には必須の売春婦とポン引きである。上海ガールもさることながらしつこいのがポン引きだ。もし、あなたが上海に来て東亜飯店に泊まり、夜になって南京路に一歩でも足を踏み出してごらんなせい、びしっとスーツに身を固めた兄ちゃんがすっと近寄り「女はどう?」と聞かれる確率はインドのデリーで観光客がお金をせびられる確率に等しい。さらに歩くと3メートルごとに声をかけられるのは間違いない。南京路を端から端まで歩くと、少なくとも20人からは声をかけられるだろう。(私はここをポン引き通りと命名) バカも~ん、それでも中国か! 全く嘆かわしいわい(by 磯野波平)。私も一人の兄ちゃんにマークされ、しつこく勧められるのでしつこく断るのだが、諦めないので「女は嫌いだ。男がいい」と言うと、「それじゃあ、カフェに行こう。案内するよ」と後ろも見ずにスタスタと歩き出した。バ~カめ、他のカモを探すんだな、と私は反対方向へ歩き始めたのだが、そういえばテレビのバラエティ番組でアグネス・チャンがこんなことを言ってたな。 
 「中国で誰かが結婚するとするでしょう。相手が上海人だと親は『とんでもない! やめなさい!』って反対するんですよ。ホント、これホントの話ですよぉ」 こんな十何年前の話を思い起こさせるとはさすが中国三千年の悠久の歴史。 私が親だったら、やっぱり反対するな。(まだつづく)

 
管理人マーキュリーマークからの感想文と皆様への伝達事項
 中国旅行記です。
 大手旅行会社のパッケージツアーであれば円滑に旅行が行えるであろうけども、本当に一匹狼の海外旅行なので怒りのチャイナエクスカージョン(中国小旅行)といった具合です。
 そればかりか、上海と香港の競争意識というものは日本における東京と大阪に匹敵する争いも裏側にあるとは思います。 実は、中国のあの町が悪いといったお話はよく聞くお話なのです。「某Fという町の住民は何を考えているか分からない。」と直に国内在住のチャイニーズに私は教えられました。
 今回も、ある意味、典型的な辛い思いをしてきた海外旅行のお話ですね。中国で中華料理ではなくて、ハンバーガーとジュースというのも辛かったんでしょうね。私はカナダでハンバーガーとジュースを食べる機会が何度かございましたが全く否定的にならずに逆に肯定的でした。 テレビ番組の豪華絢爛な海外旅行のお話とは違い、辛く惨めな個人のお話です。


#24 飛んで上海 その2(リターンズ)
2011-11-01 | Weblog
上海の裏通りを歩いていると、かつてはここいらに阿片窟や娼館が立ち並んでいたのかなと感慨深いものがある。租界時代に建てられたオールドホテルの「和平飯店」なんか往事を偲ぶよすがとなるに充分だ。ここにあるオールド・ジャズ・バーでスイング・ジャズに耳を傾けていると魔都と呼ばれ、スパイが暗躍した国際都市上海の在りし日の姿が彷彿としてくる。嗚呼、東洋のマタハリと呼ばれた男装の麗人川島芳子李香蘭(実は日本人、山口淑子)との倒錯した怪しいロマンス。「白蘭の歌」「支那の夜」そして「上海の女」に江湖の婦女子は紅涙をしぼるのであった、って私はいくつやね~ん! (と一人でつっこんでます)
 アミューズメント・パークの「大世界(ダスカ)」はレトロ。老朽したビルの中に小部屋がいくつもあり、京劇、奇術、映画館、ディスコ、ゲーセン、似顔絵、お化け屋敷等をやっている。野外ステージでは私が行った時は子供たちが雑技をやっていた。ここの雰囲気は日本の昭和三十年代であり、大阪の新世界界隈に似ている。そういえば、ダスカの作りはフェスティバルゲートにそっくりだ。もしかしたらダスカにコンセプトを合わせて作ったのかもしれない。レトロっていうのは古い感覚と新しい感覚との境界線にできるのだと思うが、その極めつけが街のあちらこちらにあるカフェだ。 
 上海でカフェと呼ばれる喫茶店は上海人にとってのおされな社交場となっているらしい。外装も内装も全然、垢抜けてないのがかえって新鮮だ。私の入ったカフェは席がつい立てで仕切られていて(同伴喫茶?)、ビニールのテーブルクロスの上にアクリル板が敷いてあり(う~ん、レトロっすねえ)、ろうそくが立っている。何だか懐かしい。コーヒーはネスカフェで15元。ソフトドリンクはココナッツジュースしかなくて(しかも缶入り)、20元。日本人は珍しいらしく、店の人たちが話しかけてきたので彼女たちと筆談をした。
 上海を旅した人の本を読んでいたら、上海風呂に入りたくなった。幸い、宿泊しているホテルの裏に「浴徳池」という大きな垢すり風呂がある。さっそく行ってみた。まず、バスタブにつかって、体をあたためる。それからすっぽんぽん状態で大理石の台の上に寝そべり、垢すりをしてもらうのだが、これがくすぐったい。それが終わると個室に案内される。バスタオルを腰に巻いて待っていると、男が二人現われた。一人はマッサージ担当で全身を隈無く揉んでくれる。もう一人は手足の爪を切り、やすりで磨き、角質まで削ってくれた。その間にも別の男が煙草を勧めたり、コーラを持ってきたりと至れり尽せりである。全行程の所要時間は2時間。いい気持ちで受付に行き、請求書を見せられてびっくり! アメリカン・コミックなら目玉が30センチほど飛び出てたね。 二人分で884元!(その時は友人と行ったのだ)
 明細を見ると、爪磨き代はもちろん、コーラ代やおしぼり代までしっかりとつけられていた。そうならそうと、事前に言えよっ! 
 「高い」と思わず言うと、「タカクナイヨ。ニホンジン、ミナハラッテクレルネ」(日本語)と言うのだが、日本人は納得して払ってんのか?
 「もう少し安くならんか?」とねばっていると、従業員が五、六人出てきて無言で圧力をかけてきた。暴力バーならぬ、暴力風呂かいっ、ここは。そんなことだったら、六人の男にチップを計220元もやらんかったらよかったわい。
 「女、いらない?」 帰り道で追い討ちをかけるように、またポン引きが声を掛けてきた。(しかも同じ男) 
 ということで、今回の旅で得た教訓。「インド人と中国人には勝て~~んっ!!」 はいっ、大きな声で皆さんも御一緒にっ! (泣) 

 管理人の感想文と皆様への伝達事項
 この海外旅行記は、平成初期から平成10年代にかけて作成されたので、平成20年代の現在とは違ってきている部分があるのを理解した上でお読みいただければ幸いです。
 スパイや忍者はいつでもどこにでも存在していて単純に有名になったかどうか位のようです。
 上海も含めて、日本人があまり行かない海外の店は案外、良くないお店というか悪評がすでに知れ渡っていたり何らかの情報が広まっていたのかもしれませんね。実際の所、見積もりをせず(ないしは、価格を把握しないまま)お金を支払うようなことがないようにしないといけませんね。ある程度は、普通の海外旅行記を読んだ上で海外の町を探索してもよろしいでしょう。ドリアン長野の場合、半ばぶっつけ本番であったりします。
 私は海外旅行案内書で紹介されてたお店に行くことが多かったですが、やはり紹介されていないお店でも商品を購入したばかりか食事もしました。
 そういえば、インドと中国の両国は、10億人以上の人口を抱える国家としても有名ですね。
 
 軽自動車で有名な某S社も、インド進出には今でこそ成功し賞賛されていますが、過去には相当苦労したそうでインド側から追加の投資を求められても拒否をして日本のビジネスのやり方に目覚めさせた過去があったそうです。 そういうこともあってか、日本の民間企業は世界最強とも言われているそうです。実際の所、内容の是非については大別されるかもしれませんが、某T社も自動車の販売台数が世界一位になりましたね。 ご存知のように、販売台数が多くても経営面で厳しく黒字と赤字を短期間で繰り返していたそうですからその辺りでも考える人は多い。評論家によっては、「部品の仕入先を項目別で一本化したのは過失だ。」と主張しています。
 日本向けの部品を製造し販売してるがゆえにそれなりの待遇で生活をしていると言われている在外邦人が高いお金を海外で支払っているかもしれません。在外邦人の一部は海外ではリッチでも日本では月並みです。

 平成10年代には営業してたフェスティバルゲートの跡地ですが、マルハンが平成26年の年末に開店した後、小売店ドン・キホーテが平成27年二月から営業してます。すでに立ち寄った人も多いのではないでしょうか?
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 皆様、周知されてると思いますが空港連絡鉄道はご存知でしょうか?
 国の内外を問わずにすでに10か所(10駅?)以上存在してます。一例を示すと日本国内においては1994年(平成6年)から運行が開始されてる南海空港線のラピートだけでなく海外においてもブリティッシュコロンビア州で利用が行えるトランスリンク(公共交通機関)が運営してるバンクーバースカイトレインのカナダライン(平成21年に開通)は有名です。上海虹橋駅は平成23年(2011年)には開業したそうですのでドリアン長野が行ってきた平成10年代には存在してなかったそうです。(平成29年現在)上海虹橋駅は余裕で五年前には開業してましたので、この旅行記を読まれた方の中にはすでに上海虹橋駅を利用した経験を持つ人もおられると思います。周知されてるが一日当たりの利用客が一万人以上であるばかりかJR西日本と南海の共同利用駅として有名な関西空港駅(合算して2万人以上が利用してると言われてる)と、一日当たりの利用乗客が10名未満のJR西日本米子空港駅とは雲泥の差がございます。空港連絡鉄道の最大のライバルはバスのようです。特にホテルや繁華街への直行バスは弱くない存在のようです。
 空港に到着してから円滑にホテルや目的地にたどり着ける手段の情報を得ておくことは重要だと思います。逆説的に考えると、空港を後にしてから次の目的地に到着する為に利用するタクシーも含めた公共交通機関の競争は激しいに違いありません。空港で入国手続きを済ませた後、次の目的地がホテルに直行かホテル以外の目的地に行くかも人それぞれです。奇抜な意見かもしれませんが空港の間近で営業してるホテル(ホテル日航関西空港等)も存在してますから空港から徒歩でホテルに行く人もおられるやもしれません。空港に到着して入国手続きを済ませた後の行動は自己責任です。「空港を後にした次の移動の方法は何か?」については決めておくべきです。無計画だと空港で入国手続きを済ませた後で困る事になります。今回の旅行に限っては航空会社側の遅延の悪影響があったからバス等が利用出来なくなったのでタクシーを利用せざるを得なくなったかもしれません。過去に個人的になんですがホテルに行くのに困ってた人を何度か道案内をして助けた事がございました。空路によっては空港に到着するのが現地時間の午前中だったりします。私がバンクーバーに到着した時は午前10時でした。ホテルに入室が行える時間については情報を得ておきましょう。
 日本国内の海外旅行代理店に空港からホテルの送迎バスを依頼された事はございますか? そういった行動が重要なのを再認識された人は多いと思います。自由は自由ですが、航空会社とホテルの予約だけだと「予約したホテルが空港の間近でない限りは空港からホテルに行くのが難しくなる恐れがある。」といった問題が表面化した旅行記と考える人もおられるかもしれません。
 不便な国際空港は多数ございますが、開業時期は問わないにしても現在、空港連絡鉄道が利用出来る便利な国際空港も存在してます。過去の旅行記という部分について理解した上でお読みいただけると幸いですが現在(平成29年)は前述したように上海虹橋空港は空港連絡鉄道が利用出来ます。
 人によったら空港を後にしてからレンタカーを利用する人もおられるかもしれません。個人的にはレンタカーの利用は万が一の出来事があると危険ですので推奨はしかねます。無論、全く逆に海外でドライブをしてきたテレビ番組や海外旅行記(ホームページ上等)は多数存在してるので参考にするか否かは各自でご決断ください。繰り返すようですが海外においてレンタカーを利用される事については、妨害はしませんが推奨もしません。各自の責任です。
 利用が行える空港は少数派とは言えどもすでに国の内外で10か所以上存在してる空港連絡鉄道、徒歩、バス(*1)、タクシー(*2)、船(*3)、レンタカー(*4)等で移動する必要はございます。
 私が強調したいのは、フルパッケージツアーではないフリープランであった場合、どのようにして円滑な旅をするかについて前もって熟慮の上での計画作りが必要なんです。交通費(航空会社や船会社等)の支払いだけでホテルの予約を意図的に欠落させたばかりか重要視されてる海外旅行保険に加入せずに海外旅行に行くことを私は推奨しません。
 フルパッケージは金額が高値であるばかりか予定(提案)が多すぎるから否定して代替としてフリープラン(往復の交通費とホテルの支払いのみ)を選ぶ人がおられるとは思います。
フルパッケージツアーは例外ですが、もしも、海外旅行に行くとしたら、航空券(又は乗船券)、ホテルの宿泊費、海外旅行保険の3種類の支払いを推奨します。後一点付加するとしたら、空港からホテルへの送迎バスの依頼も付加されてはいかがでしょうか?もしも、付加しないという決断を下すなら、空港直結のホテルか空港連絡鉄道や空港からバス(公営かホテル直営かは問いません)が利用出来る場合は例外です。言い換えると、空港で入国手続きを済ませた後で困らない状態を計画しましょう。
 私は空港連絡鉄道については国内では利用しましたがカナダでは送迎バスを利用しました。日本国内(大阪市内)の海外旅行代理店を通じてそれなりの金額の支払いをしただけあって、成果はあったと思います。空港の送迎バスについても日本国内の旅行代理店を通じて予約しておけば安心ではございます。高値とは言いませんが、それなりの料金の支払いが必要なので熟慮の上で各自で見積もりを取った上でご決断下さい。私は空港の送迎バスを利用しました。前述したカナダラインを利用する事は行えても大きな旅行鞄が盗まれる可能性を低減させることから安全性が高いばかりか、運転手さんが現地情報を伝えてくれから色々と得る事が行えましたし運転手がホテルの従業員さんに対して連絡してくれたから入室の手続きが円滑でした。
 ドリアン長野ほど困った訳ではございませんが、考慮すべき部分もございました。往路に限っては関空直行便を利用した事もあって成田空港を利用してバンクーバーにやってくる人の待機はやむを得なかったようです。復路に限ってはホテルの集合時間に私は遅れなかったがそもそもの集合時間が遅めでした。空港に到着してからの手続きが長時間に至った事もあって航空機内(帰国便)で着席が行えたのが出発の40分前だったから微妙な状態でした。及第点は取れてるから批判はしておりませんが複雑な思いです。
 私は今回の旅行記を読んだこともあってタクシーを海外で利用しなくて良かったと思ってます。国内旅行のお話ですが、平成10年代のある日、国内(北海道)旅行の為に関空KIX)を利用する事から南海難波駅に行く必要があって地元から国内のタクシーを利用したことがございましてその時の運転手さんは大変素晴らしい人であった。従って、タクシーの全面否定はしてません。
 色々な意見がございまして、空港連絡鉄道が利用出来るのは良いが目的地になってる予約したホテルが駅から遠いのでバスを利用する決断を下したばかりか路線によっては鉄道料金が高値といった問題等が混在してるようです。駅前のホテルの料金が高値なのを理由に海外においても意図的に郊外の安値のホテルを選ぶ旅行者はおられるそうです。関西空港駅も含めて人気がある国際空港に近接する駅の利用料金は米子空港駅を除外してある程度の金額になるのはやむを得ないようです。町ごとに料金が違ってくるので交通費の金額については各自でお調べください。そういう訳で、もしも、本当に海外に行く事になったならば前もって海外旅行案内書を読んで経費等については調べておくことを推奨します。海外旅行の過程での料金の支払いは複数回に至るしどうしても出費は避けられません。過去にブリティッシュコロンビア州に旅行したこともあって、現地のホテルのインターネット上の広告を確認する機会がございました。第三者の海外旅行記の意見も大変参考になります。一回でもその街に行って散歩をしたりすると必ず土地勘が出来上がるので考え方は大きく変わると思います。無論、土地勘といっても僅かな距離です。私は日本の2.5倍は大きいと言われてるブリティッシュコロンビア州の中のメトロ・バンクーバーの一部だけ知ってる状態ですのでもっと詳しい人は多いに違いありません。

 海外旅行に行くのは良いが交通費(航空運賃や乗船券等)の支払いだけで海外に行くことを私は推奨しません。フリープランと言えども、交通費、ホテルの宿泊費、空港からホテルの送迎バス、海外旅行保険の4種類の支払いを海外旅行代理店にて行う人は多いであろうしそういった行動を推奨します。人によったら海外のお友達に全てを委託するのかな?もしくは、海外に不動産を保有されている日本人も多いと言われてますからホテル代の支払いの削減は行えるのであろうか?
ただ、ある程度の支払いは不可避でその点は賛同してもらいたいです。搾取することしか頭にない人は海外旅行に行く資格は無い。空港税や空港利用料金の支払いが求められたりビザの料金等も存在してます。昨今、航空会社とホテルと保険会社の3者は各々で営業をされてますが、海外旅行代理店が存在してるのはそれなりの理由があるんです。支払いについてある程度の統合が行える事や送迎バスの依頼や現地情報の相談が行える事やホテルとの提携による値引きは軽んじる事が行えない。
 町によりますが、「空港連絡鉄道が利用出来なかった平成10年代と空港連絡鉄道が利用出来るようになった平成20年代は大違いの町が世界には存在してる。」と考えてもらうと幸いです。その町がどこかについては各自でお調べください。空港連絡鉄道で検索したら即時にそれなりの答えが得られるに違いありません。

*1 現地企業が経営するバス会社ばかりか在外邦人が運転する民間の送迎バスも含む。
*2 タクシーについてはドリアン長野が体験したことのみですが、問題が発生する恐れが日本よりも海外の方が高いようなので妨害はしませんが利用の推奨はしません。
*3 空港から港を結ぶ船の定期航路は存在し、一例を示すと関空から淡路島に行けるそうです。
*4 レンタカーを海外で運転するならば国際運転免許証は絶対必要です。他にも国や地域によっては現地特有の法律(条例等)が存在するようです。詳細は各自でお調べください。国や地域ごとに法律が違うばかりか種類が膨大なので対応しかねるのが本心です。
個人的な意見ですが、皆さんが海外旅行の過程でレンタカーを利用する事について妨害はしませんが推奨は致しかねます。理由は交通事故が発生する恐れがあるからです。

 話は変わりますが、ドリアン長野は上海の海外旅行記を二種類発表してます。
今回の「飛んで上海。」は平成15年に発表されましたので平成15年もしくはそれ以前の旅行記だと思われます。
一方で上海日記は平成17年に発表されました。従いまして、平成16年の年末から平成17年の年始にかけて上海を旅行したお話だと考えられます。



前作 北京の床屋 

 

 回顧を兼ねた書評
 僕の初海外旅行は26歳の時のインドだった。
 当時往復チケットは年末料金だったので30万した(泣)。
 行く前は椎名誠の「わしもインドで考えた」を熟読。
 インドでは尻の毛まで抜かれるほどぼったくられ、下痢と発熱で散々だったけど、
 それからはリーマンパッカーとして主にアジアをふらふら。
 アフリカは遠すぎて行けなかった。新婚旅行もバックパックでバンコクと香港へ。
 香港では雑居房のチョンキンマンションで二泊し、妻はぐったりしていた。
 バンコクでは安宿と高級ホテルと泊まり歩き、マリオットのプールで
 溺死しそうになったのは今ではいい思い出だ(嘘)。
 旅も好きだが、旅行記も好きだ。
 この本は主にアフリカ旅行のエッセイだが、面白い。
 何よりも文章がうまい。
 奥さんとのなりそめを綴った「追いかけてバルセロナ」なんか疾走感があり、
 一気に読め、感動的でさえある。
 朝の通勤の地下鉄で読んでたけど、日本にいながら気持ちはバックパッカー。
 旅の本もいいけど、また出かけたいなあ。