鳥取県は東西に長く、鳥取市と米子市間は93キロ 平成29年8月

鳥取県は東西に長く、鳥取市米子市間は93キロある。米子市と隣りの島根県松江市とは親近感があるが、同じ鳥取県内でも鳥取市とは親和性をあまり感じられなく、京都府くらいの距離感覚がある(個人的な感想です)。
明治まで東部と西部は因幡伯耆に分かれていて、同じ鳥取県に含まれる因幡国よりも島根県に含まれる出雲国と、古代遺跡の類似性、方言などの文化的共通点が多いために雲伯という地域区分があるくらいだ。5年に一度の国勢調査(2015年実施)によると、米子市の人口は14万9千人、日本各市における人口順位は814都市中、184番目である。
米子市出身の著名人には格闘家とか格闘経験者が多いような気がする。
K-1王者の武尊、猪崎かずみ(元プロボクサー。最年長女子プロボクサーとしてギネスブック2011年からの記録保持者)、女優の山本舞香(小学生から空手をやっており、県大会で優勝)、直木賞作家の桜庭一樹(極真空手有段者)などなど。
 

 回顧を兼ねた書評
 僕の初海外旅行は26歳の時のインドだった。
 当時往復チケットは年末料金だったので30万した(泣)。
 行く前は椎名誠の「わしもインドで考えた」を熟読。
 インドでは尻の毛まで抜かれるほどぼったくられ、下痢と発熱で散々だったけど、
 それからはリーマンパッカーとして主にアジアをふらふら。
 アフリカは遠すぎて行けなかった。新婚旅行もバックパックでバンコクと香港へ。
 香港では雑居房のチョンキンマンションで二泊し、妻はぐったりしていた。
 バンコクでは安宿と高級ホテルと泊まり歩き、マリオットのプールで
 溺死しそうになったのは今ではいい思い出だ(嘘)。
 旅も好きだが、旅行記も好きだ。
 この本は主にアフリカ旅行のエッセイだが、面白い。
 何よりも文章がうまい。
 奥さんとのなりそめを綴った「追いかけてバルセロナ」なんか疾走感があり、
 一気に読め、感動的でさえある。
 朝の通勤の地下鉄で読んでたけど、日本にいながら気持ちはバックパッカー。
 旅の本もいいけど、また出かけたいなあ。