上海日記 五日目 in 1

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紹介した動画はドリアン長野並びに私(マーキュリーマーク)が撮影したものではなく、参考の為の転載です。

NO.63 上海日記 5日目
at 2005 03/02 23:44 編集

8時半起床。寝ているときに寒さで何度もトイレに行ったが、エアコンの暖房がいつの間にか冷房になっていた。これが噂に聞くチャイナマジックか。K君は「風邪をひきましたあ」と情けない声を出して、げほげほいっている。次の宿泊地の豫園にタクシーで移動。上海の観光地といったらバンドと豫園しかない。豫園は明代に造園された役人の個人的な庭園で、何度も破壊されながらも修復され、今に至っているそうである。庭園の横には土産物屋や上海料理店がひしめき合い、屋台では人民が小吃(スナック)に喰らいつき、子供はわあわあと走り回り、中国のおのぼりさんがあっちこっちで記念写真を撮りまくり、ツアーの日本人観光客がぞろぞろと土産物を買い漁っているという、浅草をもっと巨大にしたような感じである。豫園内にある上海老飯店というレストランの中にあるホテルにチェックイン。上海老飯店は1875年創業の老舗で、ホテルに貼ってあった写真によると、江沢民クリントン夫妻も食事に来たことがあるそうである。うふふ、たまにはこれくらいの、じゅるるっ、おごっそうを食べても、よだれが、いいんじゃないかい。今晩の食事が楽しみだ。

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今回も一まとめにしたin 1で海外旅行記を発表します。
中国では厳寒であってもエアコンが暖房から冷房に勝手に切り替わるらしいですね。一説によるとPM2.5が少なくともおよそ10年前から多く発生してると言われている。この海外旅行記は平成17年に発表されました。その前後の時期の中国旅行だとするとエアコンよりもPM2.5で呼吸器に悪影響があった恐れがありますね。 最近は中国が作り出したPM2.5は過去よりも増大し日本の周辺国が苦しんでいます。
 観光地は日中を問わず同じような雰囲気のようですね。豫園は「よえん。」と読むそうです。
 私が宿泊したバンクーバーのホテルはエアコンの問題は無かったがベッドが柔らかすぎて寝にくかったのを今でも連想します。




紹介した動画はドリアン長野並びに私(マーキュリーマーク)が撮影したものではなく、参考の為の転載です。

NO64 上海日記 5日目(続)

at 2005 03/10 22:09 編集

日本の団体ツアーに紛れ込み、添乗員の説明にうなづきながら庭園を見てまわる。最後にはしっかりと記念撮影にも収まった。そこから歩いて老西門(ラオシーメン)に行く。ここら辺は租界時代も外国人が立ち入ることができなかった地域で猥雑な下町である。路地には古い木造アパートや商店が犇めき、軒先からは洗濯物が邪悪なオブジェの如くこれでもかというほど垂れ下がり、女性の下着もためらうことなくこれでもかというほど干してある。下着泥棒なんかは出ないのか。馬桶(マートン。簡易便器)にたまった糞尿や生ゴミを捨てにくる公衆ゴミ集積場もあって、冬だからいいものの夏場はかなり臭いそうだ。遠くに見えるバンドの近未来的なビル群とのコントラストが何だかおされである。え~っ! うっそ~! ここがあのチョーおっしゃれ~でリッチな上海なの~? ケイコ、まじで信じられな~いって感じい。などとツアーのギャルを連れてきたら言いそうだ。そんなことよりも、びびってばかりのK君がここにきて目が輝きだした。
「すごいですね。これこそ庶民の街ですね」
異常に興奮している。腹が減ったので近くの小汚い食堂で焼そばを食べる。
「スープも注文したいんですけど、中国語で何て言うんですか」
「湯(タン)だよ」
夢中で麺をすすり、スープを飲み干すK君。今まで緊張でろくに食べてなかったので無理もないか。食事を終え、外に出る。
「あれで5元(65円)って安いですねえ。スープはおまけしてくれたんですね。これこそ庶民の食事ですよね」
と、庶民を連発するK君。ちょっとうざいんですけど~。 

管理人マーキュリーマークの感想文と皆様への伝達事項

相変わらずおバカな行動を取ってると思います。添乗員の人って仕事で観光案内をしてるから搾取は悪質な行動だと思います。
在外邦人の添乗員に金銭を支払うにしても、送迎バスだけで済ませたどこかの誰かは問題が無いと思います。言い換えると、フリープランで海外の観光地を適当に見回ってたが海外旅行案内書で紹介されてる場所には行きたかったし時差ボケは凄い困ったし訪問したい最大の目的地は教会であったから、束縛されない道を選ぶ人はいました。実は空港(YVR)からホテルに行く途中のバスの中でそれなりの営業活動が行われました。「もしも、観光案内が必要でしたら前の日迄にご連絡してください。」とバスの運転手さんを兼ねた現地の観光案内人は提案するが、どこかの誰かはそれなりの予定を立てていたから不要でした。「搾取はしてないが提案は拒否した。」と考えてください。
それよりも、深刻だったのは錯乱してる人はフェイスブックを通じてあれこれ詰問されたのは旅行中最大の問題でした。ある程度は予想して何とかなったが予想外の迷惑をかけられたから困った人はいます。帰国後に抗議したが普通は旅行中に人に迷惑をかけないものですが錯乱してる悪人は加害行為をやらかす。荒らすだけ荒らして責任が取れない人はいるから皆様も警戒してください。
もし、皆様が海外旅行中にフェイスブック(タイムライン)等を通じて詰問してくる人がいたら以下の文章そのままか参考にして連絡した後で冷静にブロックすることを推奨します。
「海外は日本国内と違って、治安が悪く安全に関わるのでそういった質問は控えてください。万が一の事があったらあなたは責任を取ってくれますか?」これで大概の場合はどうにかなるハズです。
 老西門(ラオシーメン)の特徴について述べてる部分はそれなりに関心するとは思います。元々、この海外旅行記は平成17年に発表されました。平成20年代に活躍してた阪神タイガースマット・マートン選手と今回の上海旅行記とは一切無関係である点は強調しておきます。
神経質な日本人女性がみたらドン引きするような説明も必要だったとは思います。
実際の所、日本ではトイレが利用出来る駅が多いですが、海外では犯罪予防の観点から利用出来るトイレがほぼなかったです。ノースバンクーバーのロンズデールキー港では公衆トイレというか港内のトイレが利用出来たがそれ以外は駅前の店の中のトイレが事実上の駅のトイレでした。従って、ホテルの中のトイレの利用は重要です。皆様、ホテルを後にする前にはトイレを利用しましょう。
 日本国内で47都道府県中、40以上の町で営業してる私の好きな大阪王将でも店内で食事をするとスープのサービスがあったから驚かない人もおられるかもしれません。但し、店舗によって経営方針が違うから全てのお店でスープが提供されるかどうかは不明です。浪速フードが経営してる大阪王将はおいしいから推奨します。
金額的に安価であってもチャイナの食品は危険視されているから個人的には推奨が難しいです。中国国内の外食は昨今発表されてる情報を鑑みると、個人的には危険に思えます。無論、日本国内の中華料理店は良い仕事をされているのでお勧めします。この部分の区別はつけてもらいたい。日本国内の中華料理店は平成20年代のある日を境に、日本国内で栽培された食材を多用するようになりました。なぜかについては、皆様のご想像にお任せします。
 実際の所、海外で外食するとなると、色々と選ぶことになります。4種類の内どれかに該当します。
 第一に日本ばかりか外国でも有名なチェーン店。

 第二は日本では有名チェーン店(*1)だが海外では日本ほどたくさんの店舗展開をしていない飲食店。

 第三は海外だけで有名な現地資本のチェーン店。(*2)

 第四は海外だけで営業してる独立店舗。

 海外旅行案内書では名店が詳解(紹介)されてます。海外に実際に赴くと、海外旅行案内書で紹介されてる飲食店ばかりか海外旅行案内書で紹介されてない飲食店も多数営業してます。私が読んだ海外旅行案内書(地球の歩き〇)では紹介されてないフレッシュスライスピザというピザ屋でピザを購入しました。おいしかったです。3,4,5ドルならぬ、3 for $5と表明してたのには当初は驚きました。ブリティッシュコロンビア州では有名だそうです。
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日本よりも面積が広大な外国は数多いです。たくさんの人々が住んでるとそれに比例して多数の飲食店が営業されてます。どこのお店で感動するかについては人それぞれだと思います。
海外での食事はおいしいか否かばかりか、数量が多いか少ないかや、高いか安いかや、衛生的かどうかや、冷静に買えるかどうか等も関わります。紹介されてないお店で食事をして良かったら嬉しいものですね。当初は初心者だったが次に行くとしたら切断されていないピザを買おうかな?実際の所、帰国してからその企業のホームページを閲覧して詳細を把握することもあるんです。
 ただ、中国の独立店舗だとこういった海外旅行記で紹介されるのが関の山で公式ホームページは存在してないかもしれません。

*1 日本国内でも地域限定で複数の店舗を営業してる飲食店を含む。ちょっと驚いたのが私の地元である近畿地方では一店舗も営業してないのでほぼ無名だが、北海道や九州では有名な飲食店の海外店舗がブリティッシュコロンビア州で営業されてるようです。店名を海外では変更してる場合もあって別会社と考える人がいるかもしれない。

*2 海外でも地域限定で有名なチェーン店が存在しているから「チェーン店の〇〇知ってますか?」と外国人に質問しても「知りません。」みたいな返答があったりします。




紹介した動画はドリアン長野並びに私(マーキュリーマーク)が撮影したものではなく、参考の為の転載です。

オマケ 参考として日本の中華料理店で提供されてる中華スープを紹介します。
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NO65 上海日記 5日目(続々)

at 2005 03/18 18:34 編集

「髪を切ってもらいましょう。記念になりますから」
と、K君はどんどん歩きだし、一軒の散髪屋に入っていった。料金を聞くが、いかんせん通じない。やっと三軒目で5元だと言われ、切ってもらっていた。もともと彼の髪は短かったのであまり変わらなかったけど。そこからさらに南に下って、文廟(ウエンミャオ)へ。ここら辺も日本の昭和初期みたいな感じである。「洗足屋」を見つけ、入ってみる。マッサージ用の寝椅子が三つあるほどの小さな店。家族でやっているようだ。中学生くらいの少女が二人出てくる。よくしゃべる彼女たちに中国語を教えてもらいながら、一時間ほど足をマッサージしてもらう。料金は15元(200円)だった。外に出ると、まだ6時なのにあたりは真っ暗。ほとんど明かりがない。来た道に戻ろうとうろうろする。公衆便所を見つけ、入ろうとすると暗闇の中から男の白い顔がぬっと現われた。初めは、いやぁっ、生首!とびっくり。近づくにつれて、なんだ、便所の料金を徴収するおっちゃんかと思っていたが、中に入ってみてもっとびっくり。おっちゃんは小便の溝に向かって大便をしていたのだった。そこは小便専用の便所で、大便できる便所は有料だからなんだろう、きっと。恐るべし! おっちゃんの横で用を足しながら、K君と「中国人はすごいな」と感心しあうのであった。

管理人マーキュリーマークの感想文と皆様への伝達事項
日本でも冬場は夕方五時を回ると真っ暗になるが平成10年代の中国の午後6時の年末年始は電光が少ないから暗かったようです。私が行ってきたバンクーバーは通りによって万人向けと関係者以外立ち入り禁止みたいな道があって両極端でした。

散髪をチャイナでしてもらうのも彼等の勝手だしいわゆる足つぼマッサージをしてもらうのも勝手だが後は下品の一言です。





紹介した動画はドリアン長野並びに私(マーキュリーマーク)が撮影したものではなく、参考の為の転載です。


NO66 上海日記 5日目(続々々)

at 2005 03/23 21:07 編集

ホテルに戻って上海料理を堪能する。ピータン、魚と椎茸のスープ、上海蟹と豆腐の混ぜ物、川エビの揚げ物、魚の醤油煮、揚州炒飯。我を忘れてがっつくほど、全て絶品である。しかも、これだけ食べても一人1300円ほど。
「さすが老舗レストラン。うまいねえ」
とK君に言っても、「はあ~」と気のない返事をするばかり。彼にとっては下町で食べた食事の方がよほどご馳走だったらしい。
10時過ぎにタクシーで淮海中路へと繰り出す。ここは上海の若者が集まる最先端のおされなストリートだ。上海在住の美人作家、衛慧(ウェイホェイ)の「上海ベイビー」には、「この地域は、ニューヨークの五番街、あるいはパリのシャンゼリゼ通りに相当する。」などと書いてある。われわれが目指すのはクラブ&ディスコの「ROJAM」である。上海にクラブやディスコは数多くあれど、ナンバーワンといえば、小室哲哉プロデュースのここである。音楽情報発信地として、アジアのミュージシャンのライブにも使われている。最近では藤井隆(フミヤじゃないよ)のライブも行なわれた。入場料80元はバカ高いが(正月料金か)、ディスコ・フロアーは既に芋の子を洗うようだ。英語のDJに乗って、轟音のようなサイバートランス&クラブミュージックが炸裂し、ライトとスモークが交錯しちゃったりして、もう大変なんである。いや、実は大変なのは私なのだが、いいから落ち着け。それにお立ち台というか、ステージがある。それを目にすると、たちまち辛抱たまらんの脳がスイッチオ~ン! 犬のように駆け上がり、踊りまくる。ああ、何て気持ちいいのかしら。生まれ変わったら、ダンサーになるわ! サンキュー、てっちゃん(注:小室)! 汗びっしょりになり、ジャケットの靴も靴下も脱ぎ捨て、〇ロインを求め狂うジャンキーのように1時間ノンストップで踊った。ホントはもっと踊っていたかったけど、K君が風邪気味なので早く切り上げることにした(大人)。そのK君はフロアーでぼ~っとしていたら、女性客に、「飲み物おごってあげるわ」と声を掛けられたそうだ。断ってよかったな。ついていってたら、有り金全て没収されてたな。
外に出ると、夜風が火照った肌に心地いい。「踊り~疲れた~ディスコの帰り~」(by BORO)のメロディーが頭に鳴り響くのであった(ふるぅっ)。ホテルに1時帰館。

管理人マーキュリーマークの感想文と皆様への伝達事項
 ホテルの料理は絶品だったようです。実際の所、高いお金を支払ってまずかったらイヤですね。おいしい料理とそうでない料理を私はカナダで食べてきました。大半はおいしかったがファラフェルはイスラエル人が調理する京都市出町柳駅近くで営業してるファラフェルガーデンの方が良かった。

 ROJAMさんは平成10年代には存在していたが現在は存在してないそうです。ROJAM DISCOさんは2009年(平成21年)には閉店され会社も株主が大きく変わり改名し会社は存続したそうですが、過去の経営とは大きく変わったそうです。
他の事柄でも平成10年代と平成20年代とでは大違いであったりします。やはり、リーマンショックの影響は小さくなかったようです。
 中国人女性はやはり怖いようです。何らかの提案があっても警戒した方が良さそうです。
 全く逆に私はカナダで道に困った時に在外邦人に助けられました。個人的に初めての海外旅行ということもあって、本当に開拓してましたね。しかも、一人旅でした。


 

 回顧を兼ねた書評
 僕の初海外旅行は26歳の時のインドだった。
 当時往復チケットは年末料金だったので30万した(泣)。
 行く前は椎名誠の「わしもインドで考えた」を熟読。
 インドでは尻の毛まで抜かれるほどぼったくられ、下痢と発熱で散々だったけど、
 それからはリーマンパッカーとして主にアジアをふらふら。
 アフリカは遠すぎて行けなかった。新婚旅行もバックパックでバンコクと香港へ。
 香港では雑居房のチョンキンマンションで二泊し、妻はぐったりしていた。
 バンコクでは安宿と高級ホテルと泊まり歩き、マリオットのプールで
 溺死しそうになったのは今ではいい思い出だ(嘘)。
 旅も好きだが、旅行記も好きだ。
 この本は主にアフリカ旅行のエッセイだが、面白い。
 何よりも文章がうまい。
 奥さんとのなりそめを綴った「追いかけてバルセロナ」なんか疾走感があり、
 一気に読め、感動的でさえある。
 朝の通勤の地下鉄で読んでたけど、日本にいながら気持ちはバックパッカー。
 旅の本もいいけど、また出かけたいなあ。