ドリアン長野のランニングな日々(マラソンの記録)

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ご連絡 
ドリアン長野は海外旅行ばかりかマラソンも行いました。マラソンの記録についてこの場でまとめます。
私は海外旅行はしましたが、マラソンについては行う気はありません。

管理人 マーキュリーマーク

追記 平成30年12月31日迄に行われたマラソンの記録のみ転載とさせていただきます。 平成31年1月某日


サブスリーとはフルマラソン(42.195km)を3時間以内で走るという意味だそうです。特別にサブスリーについてのホームページも紹介します。



付加


特別に以下のエッセイを転載します。 平成30年9月  「カラテとマラソン

関空が再開し、大阪城公園にもインバウンドが戻ってきた。早朝の秋は最高だ。

走ると、
血行がよくなる
食品添加物や薬品などの有害物質が汗によって排出される
骨密度が高められる

何よりも爽快感により、精神的に充足感が得られる。
しかし、少なくとも自分にとって走ることはスポーツというよりも武道の稽古に近い。
42.195キロという途方もない距離を何時間も無酸素で運動し続けるスポーツというのはあまりない。近いところで言えば、カラテの黒帯のみが参加を許される延々と続く黒帯研究会(帯研)の稽古か、昇段試験受審の際の連続組手か。

梶原一騎原作の「ボディーガード牙」に確かこんな台詞があった。   http://amzn.asia/d/1KiB9DG

「カラテというと一見派手で、一撃で相手がバタバタ倒れるっていうイメージがあるが、それに到達するには地味な稽古の積み重ね、何千何万という嫌になるほどの反復練習の繰り返しでやっと人様は倒れてくれる」

二年ぶりのフルマラソンまであと二か月だ。二年前の初マラソンでは4時間59分で泣く泣く完走できた。今回は完走できるのか自信はない。楽しみよりも怖さの方が勝る。
昨日娘との会話。

「二年ぶりにマラソンを走るねん。一万人くらいと走るよ」

「パパ、勝ったの?」

「勝つとか負けるとかはないなあ。まあ、最後まであきらめずに走ったら自分に勝ったことになるかな」

「最後まで走った?」

「うん、走った。相手に勝つんじゃなくて自分に勝ったことになるかな」

「今度も勝てればいいね」

「うん」

完走したからといって、何が変わるというわけではないけど、でも勝ちたい。
自分に勝つ、か。

高橋尚子は尊敬するランナーだけど、その記録以上に尊敬することがある。
彼女は現役時代、体幹をブレないようにするために腹筋と背筋運動を毎日二千回続けたそうだ。時間を置くと嫌になるので、走った後にすぐに500回を4セット始めたそうだ。
楽しいからではなく、「嫌になるから」それでも「毎日続ける」。

スポーツは楽しむことが第一義的な目的である。しかし武道の第一義的な目的は別なところにある。


 

 回顧を兼ねた書評
 僕の初海外旅行は26歳の時のインドだった。
 当時往復チケットは年末料金だったので30万した(泣)。
 行く前は椎名誠の「わしもインドで考えた」を熟読。
 インドでは尻の毛まで抜かれるほどぼったくられ、下痢と発熱で散々だったけど、
 それからはリーマンパッカーとして主にアジアをふらふら。
 アフリカは遠すぎて行けなかった。新婚旅行もバックパックでバンコクと香港へ。
 香港では雑居房のチョンキンマンションで二泊し、妻はぐったりしていた。
 バンコクでは安宿と高級ホテルと泊まり歩き、マリオットのプールで
 溺死しそうになったのは今ではいい思い出だ(嘘)。
 旅も好きだが、旅行記も好きだ。
 この本は主にアフリカ旅行のエッセイだが、面白い。
 何よりも文章がうまい。
 奥さんとのなりそめを綴った「追いかけてバルセロナ」なんか疾走感があり、
 一気に読め、感動的でさえある。
 朝の通勤の地下鉄で読んでたけど、日本にいながら気持ちはバックパッカー。
 旅の本もいいけど、また出かけたいなあ。