~二年振り、二度目のフルマラソンの福知山マラソン~

「ドリアン長野のランニングな日々」④

二年振り、二度目のフルマラソンの福知山マラソン
雨が降っていたが、スタート10分前には快晴になった。緊張してスタート地点に立つ。
娘が「まけるなよ」とハイタッチをする。と言っても自分にとってはミドルタッチだが(笑)。
スタート地点は完走目標時間を自己申請して決まる。僕は4時間50分としたのでAからG地点最後尾のGだ。今大会は8006人が出走したそうだ。
10時半にスタート。集団がゆっくりと動き始めた。1キロくらいまでは7分台のジョギング程度のペースだ。沿道ではランナーの家族や福知山市民が応援している。
時間があれば走った、筋トレもした。苦しかった練習を思い出して込み上げるものがある。

裸足で走っているランナーが何人かいた。マリオのコスプレで走っている人がいたが、驚いたのは赤ふんどしで走っている人がいたこと。もっと驚いたのは一本高下駄で走っている人がいた!
完走できるように折り返し地点まではペースを押さえて走ろうと決めていた。10キロで仮設トイレに並ぶ。ここで5分のロス。はやる気持ちを抑えて走り、ゆっくりと集団に追いつく。
早くも15キロ地点で折り返したトップランナーとすれ違う。次々と折り返す一人一人の顔を見ながら、心から感動する。
すごい、すごいなあ。みんな、かなり練習したんだろうなあ。最も感動したのは70代のおばあさんを見た時だ。

折り返し地点まですごく長く感じる。やっと24キロで折り返し地点。ここから徐々にスピードを上げていこう。

 

 回顧を兼ねた書評
 僕の初海外旅行は26歳の時のインドだった。
 当時往復チケットは年末料金だったので30万した(泣)。
 行く前は椎名誠の「わしもインドで考えた」を熟読。
 インドでは尻の毛まで抜かれるほどぼったくられ、下痢と発熱で散々だったけど、
 それからはリーマンパッカーとして主にアジアをふらふら。
 アフリカは遠すぎて行けなかった。新婚旅行もバックパックでバンコクと香港へ。
 香港では雑居房のチョンキンマンションで二泊し、妻はぐったりしていた。
 バンコクでは安宿と高級ホテルと泊まり歩き、マリオットのプールで
 溺死しそうになったのは今ではいい思い出だ(嘘)。
 旅も好きだが、旅行記も好きだ。
 この本は主にアフリカ旅行のエッセイだが、面白い。
 何よりも文章がうまい。
 奥さんとのなりそめを綴った「追いかけてバルセロナ」なんか疾走感があり、
 一気に読め、感動的でさえある。
 朝の通勤の地下鉄で読んでたけど、日本にいながら気持ちはバックパッカー。
 旅の本もいいけど、また出かけたいなあ。


 管理人マーキュリーマークからの伝言
 上記は、ドリアン長野が令和二年に投稿した内容です。
 令和六年にドリアン長野は親子でケアンズ旅行。