「ドリアン長野のランニングな日々」④
雨が降っていたが、スタート10分前には快晴になった。緊張してスタート地点に立つ。
娘が「まけるなよ」とハイタッチをする。と言っても自分にとってはミドルタッチだが(笑)。
スタート地点は完走目標時間を自己申請して決まる。僕は4時間50分としたのでAからG地点最後尾のGだ。今大会は8006人が出走したそうだ。
10時半にスタート。集団がゆっくりと動き始めた。1キロくらいまでは7分台のジョギング程度のペースだ。沿道ではランナーの家族や福知山市民が応援している。
時間があれば走った、筋トレもした。苦しかった練習を思い出して込み上げるものがある。
裸足で走っているランナーが何人かいた。マリオのコスプレで走っている人がいたが、驚いたのは赤ふんどしで走っている人がいたこと。もっと驚いたのは一本高下駄で走っている人がいた!
完走できるように折り返し地点まではペースを押さえて走ろうと決めていた。10キロで仮設トイレに並ぶ。ここで5分のロス。はやる気持ちを抑えて走り、ゆっくりと集団に追いつく。
早くも15キロ地点で折り返したトップランナーとすれ違う。次々と折り返す一人一人の顔を見ながら、心から感動する。
すごい、すごいなあ。みんな、かなり練習したんだろうなあ。最も感動したのは70代のおばあさんを見た時だ。
折り返し地点まですごく長く感じる。やっと24キロで折り返し地点。ここから徐々にスピードを上げていこう。