山の辺の道 #2

日本書紀に記述がある神宮は伊勢神宮石上神宮だけです。日本最古の神宮の一つです。山岸凉子の「日出処の天子」では蘇我毛人(そがのえみし)が石上神宮斎宮であった布都姫に一目惚れしてしまいます。
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境内には30羽ほどの鶏が闊歩しています。
ご近所さんが「にぎやかし」として放ったのが増えたそうです。

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あずまやがあったので弁当タイム。
鶏の鳴き声をBGMに石上カフェ。最高です。
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鶏ときねんさしん。

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神宮を出ると池のほとりに天然記念物のモリアオガエルオタマジャクシが養殖されてました。

「このオタマジャクシが大きくなったらカエルになるねん

「オジャマタクシー?」

「そうそう、オジャマタクシー」

「間違ったこと教えといとんて!」

と速攻で突っ込む嫁。
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 回顧を兼ねた書評
 僕の初海外旅行は26歳の時のインドだった。
 当時往復チケットは年末料金だったので30万した(泣)。
 行く前は椎名誠の「わしもインドで考えた」を熟読。
 インドでは尻の毛まで抜かれるほどぼったくられ、下痢と発熱で散々だったけど、
 それからはリーマンパッカーとして主にアジアをふらふら。
 アフリカは遠すぎて行けなかった。新婚旅行もバックパックでバンコクと香港へ。
 香港では雑居房のチョンキンマンションで二泊し、妻はぐったりしていた。
 バンコクでは安宿と高級ホテルと泊まり歩き、マリオットのプールで
 溺死しそうになったのは今ではいい思い出だ(嘘)。
 旅も好きだが、旅行記も好きだ。
 この本は主にアフリカ旅行のエッセイだが、面白い。
 何よりも文章がうまい。
 奥さんとのなりそめを綴った「追いかけてバルセロナ」なんか疾走感があり、
 一気に読め、感動的でさえある。
 朝の通勤の地下鉄で読んでたけど、日本にいながら気持ちはバックパッカー。
 旅の本もいいけど、また出かけたいなあ。


 管理人マーキュリーマークからの伝言
 上記は、ドリアン長野が令和二年に投稿した内容です。
 令和六年にドリアン長野は親子でケアンズ旅行。