「狼たちの午後」
「狼たちの午後」という映画がある。(シドニー.ルメット監督、アルパチーノ主演)ニューヨークのブルックリンで実際に起きた銀行強盗事件を元に製作された。主犯格であるアルパチーノと共謀者が人質をとって銀行に立てこもるが、次第に遠巻きに見ている市民たちのヒーローになっていくところがアメリカらしい。銀行強盗の目的が最後に明らかになるが、驚愕の事実にこれもまたアメリカらしいといえばむべなるかな。原題は「Dog day afternoon」。Dog dayというのは猛暑のことで、犬が舌を出してハアハアいってるイメージですね。Dogから狼を連想したのか誤訳なのかわかりませんが。しかし実際の撮影は秋で出演者は白い息が出ないように氷を口に含んで演技したそうです。