~上位3パーセント~

「ドリアン長野のランニングな日々」③

フルマラソンを完走したランナーがまず目標とするのがサブフォー、3時間59分59秒以下という4時間切りである。全市民ランナーの3割しか達成できないという。
テレビで観る一流ランナーが2時間台で完走するので4時間はかなり遅い感があるが、5時間で完走できる人は日常的に練習している人である。サブフォーとなると一流アスリートでも難しい。例えばボクサーはロードワークで常に走っていて、スタミナは素晴らしいものがあるが、大半は10キロ前後でありサブフォーは難しい(これはランナーよりボクサーが劣っているということではなく、方向性が違うだけである)。
そしてサブフォーを達成したランナーの次の目標がサブスリーであるが、全市民ランナーの上位3パーセントしか到達できない。
まさにサブスリーという称号は全ランナーの憧れである。

世界記録を見ると、最年少では1978年に9歳のアメリカ人少年が2時間56分で走っている。この記録は40年経った今も破られていない。最年長では73歳でカナダ人が2時間54分、年齢別最年長世界記録は保坂好久さんが61歳の時の2時間38分。50代でマラソンを始めた保坂さんは58歳で2時間45分の記録を出している。

著名人のサブスリー達成者を何人か挙げてみると

間寛平 3時間8分
ジョーストラマー(パンクバンド「Clash」のボーカリスト) 3時間20分
村上春樹 3時間31秒
東国原英夫 3時間6分

現在世界最速記録はケニア人の2時間1分という驚くべき記録である。人類が2時間切りに到達できるのも夢ではないが、あと何年もかかるだろう。

https://www.facebook.com/durian.nagano/posts/1947517335335826
 

 回顧を兼ねた書評
 僕の初海外旅行は26歳の時のインドだった。
 当時往復チケットは年末料金だったので30万した(泣)。
 行く前は椎名誠の「わしもインドで考えた」を熟読。
 インドでは尻の毛まで抜かれるほどぼったくられ、下痢と発熱で散々だったけど、
 それからはリーマンパッカーとして主にアジアをふらふら。
 アフリカは遠すぎて行けなかった。新婚旅行もバックパックでバンコクと香港へ。
 香港では雑居房のチョンキンマンションで二泊し、妻はぐったりしていた。
 バンコクでは安宿と高級ホテルと泊まり歩き、マリオットのプールで
 溺死しそうになったのは今ではいい思い出だ(嘘)。
 旅も好きだが、旅行記も好きだ。
 この本は主にアフリカ旅行のエッセイだが、面白い。
 何よりも文章がうまい。
 奥さんとのなりそめを綴った「追いかけてバルセロナ」なんか疾走感があり、
 一気に読め、感動的でさえある。
 朝の通勤の地下鉄で読んでたけど、日本にいながら気持ちはバックパッカー。
 旅の本もいいけど、また出かけたいなあ。


 管理人マーキュリーマークからの伝言
 上記は、ドリアン長野が令和二年に投稿した内容です。
 令和六年にドリアン長野は親子でケアンズ旅行。