船場センタービル 平成27年1月

大阪市の中央を東西に通る幹線道路、中央大通の設置により、立ち退きの移転先として1970年にオープンした船場センタービル。一号館から10号館まで約1kmのレトロなビルが外観のみですがリニューアル中です。

阪神高速の下を利用しています。
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地下鉄御堂筋線本町
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中は繊維問屋やブランド品を取り扱うお店、釣具店、金券ショップ、百均ショップ等種々雑多で地元の人もよく把握していません。バンコクのインド人街パフラットを彷彿させます。
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ビジネス街なので安くて旨いランチが充実しています。
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そして10号館にある高級婦人下着の店「ファンデ」。ここは激安店なのですが、とにかく禁止事項が多い。
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年間4000万円を売り上げるという社長津田綾子氏のポリシーで、経費を最小限にして1円でも安く提供するためだそうです。商品は包装しません。レシートさえ出しません。怒鳴られて退出させられた客は数知れず…。「ファンデは客を選びます」。
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「日本語の不自由な日本人、および外国人お断り。日本に来たら日本語で話す努力をすること!」
すごいです。しかし「7、8省略」って何なんだ(笑)。
探偵ナイトスクープ」で地方から大阪に出てきた気の弱い女の子の、緊張して買い物ができないという依頼でこの店に連れて行かれたことがあります。緊張MAXで泣きながら買い物をする彼女に社長は優しく接していました。この店の前を通るのも嫌だと言う人もいるのですが、マナーさえ守れば問題ありません。喧嘩商法といわれるこのお店、貴女も肝試しにいかがでしょう。
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 回顧を兼ねた書評
 僕の初海外旅行は26歳の時のインドだった。
 当時往復チケットは年末料金だったので30万した(泣)。
 行く前は椎名誠の「わしもインドで考えた」を熟読。
 インドでは尻の毛まで抜かれるほどぼったくられ、下痢と発熱で散々だったけど、
 それからはリーマンパッカーとして主にアジアをふらふら。
 アフリカは遠すぎて行けなかった。新婚旅行もバックパックでバンコクと香港へ。
 香港では雑居房のチョンキンマンションで二泊し、妻はぐったりしていた。
 バンコクでは安宿と高級ホテルと泊まり歩き、マリオットのプールで
 溺死しそうになったのは今ではいい思い出だ(嘘)。
 旅も好きだが、旅行記も好きだ。
 この本は主にアフリカ旅行のエッセイだが、面白い。
 何よりも文章がうまい。
 奥さんとのなりそめを綴った「追いかけてバルセロナ」なんか疾走感があり、
 一気に読め、感動的でさえある。
 朝の通勤の地下鉄で読んでたけど、日本にいながら気持ちはバックパッカー。
 旅の本もいいけど、また出かけたいなあ。