まりりんまんそんライブインオーサカ(リターンズ 特別編  #19と#20を兼ねてます)

まりりんまんそんライブインオーサカ(リターンズ 特別編  #19と#20を兼ねてます)
2011-07-01 | Weblog
NO19 まりりんまんそんライブインオーサカ

at 2003 09/26 23:20
まりりんまんそんのコンサートに行ってきました。大阪城ホールのアリーナです。アリーナ席なんて生まれて初めてです。まりちゃんと目があって「あとで楽屋に来いよ」なんて言われたらどうしよう(ドキドキ)。ホール前にはたくさんの屋台が出ていました。フランクフルト屋のおっちゃんが「まりりんまんそんも大好きなフランクフルトやでー」と言うので、思わず「うそやっ!」とつっこむと、「うそやないって。うそやったら、おっちゃんお金返したるわ」とぬかしよります。「何言ってんの、まりちゃんが好きなのは別のフランクフルト.....。」やだわ私ったら、おほほ。会場に近づくと、黒い衣装をまとったかなりイタい若者たちがたむろってます。まるでバンコクの娼婦みたいです。ああ~っ、勘弁してくれ~。俺が悪かった~!(いったい何があったんだ!)
 入場の際にはボディチェックがありました。ストーンズのコンサートでもなかったのに。まりちゃんのファンにはガイキチがたくさんいるからですね、きっと。アメリカでのコンサートは大変だと思います。
 二階席へと向かう客を尻目に地下に降りていきます。なんてたってアリーナですから。しかし私は自分の目を疑いました。これはただの一階席。しかも最後列。ステージからは50メートルは離れています。まりちゃんと目があうなんてことは絶対にありません。なんでやねーん、責任者出てこーい!わしは人生幸朗師匠かーい!と一人でつっこんでいるといきなり大音響です。そうでした、今宵のサポート・バンド(早い話が前座です)は「BUCK-TICK」なんだそうです。私は彼らを聴くのも見るのも初めてですが、ビジュアル系のパンク・バンド(?)という感じです。もういいんでわないかっ。もう充分でわないかっ。と思うほど存分に演奏した彼らはやっと引き上げて行きました。多分、アルコールとドラッグでへろへろになったまりちゃんの体力が続かないので時間稼ぎをしてるんだと思います。ずるいと思います。それからステージではサウンドチェックを入念にし始めました。まりちゃんはなかなか出てきません。おしっこに行って帰ってきてもまだ出てきません。世界中で何百万枚CDを売っているかしらんが、一万人の客を待たすとはいい度胸してんじゃねえか、最近天狗になってんじゃねえか、まりちゃんわ。とドス黒い心がわき上がってきた頃にやっと出てきました。開演から1時間半後のことです。(つづく)
NO20 まりりんまんそんライブインオーサカ完結編

at 2003 10/10 01:23 編集

 まりちゃんは取り憑かれたようにfuckやshitを連発する痴れ者で下品な男です。
「よく来たな、マザーファッカーども」
 イエ~イ!
(うるせー!)
「おまえたちのファッキンな中指を俺にみせてみろ」
 イエ~イ!
(ああっ、下品だ)
ステージでは猥褻な女が二人、猥褻なダンスをしています。観客のみなさんは物のけのように踊り狂っていらっしゃいます。熱狂的なコンサート風景を観て、「まるで宗教のようだ」とおっしゃる人がいますが、音楽と宗教は最も遠い所にあると思います。まりちゃんもそこら辺はよくわきまえていて、エンターテインメントに徹しています。まりちゃんの音楽はエッチな本を読んで興奮しちゃったくらいの意味合いしか持たないと思います。たまに興奮し過ぎて銃を乱射しちゃったりするバカちんもいますが。ロック・ヒーローは教祖だと言う人はディズニーランドは宗教だと言ってるようなものです。私は町田康の「CDを800万枚売ったからといって、社会を変えたということになるんでしょうか?社会を変えたいというより、社会によって自分が変えられたいと思います」という言葉を思い出しました。
 いつしかステージ上にはミッキー・マウスを似せて作った世界一邪悪なレプリカ、ミッキー・マンソンが登場しました。さすが裏ディズニーランドです(私は行ったことがないので何だかざまあみろです)。なんだかんだとアンコールもなしに10時きっかりにコンサートは終わりました。
20時20分 バックステージ
まりりん、出番10分前だぞ」
「ああ」
「また震えているのか」
「何度経験してもステージに上がる前は緊張するんだ。俺は子供の頃から赤面症で対人恐怖症だからな」
「カリスマを演じるのも大変だな。ところで、ステージで破る聖書はどうするんだい? 」
「今回はいい。ここは日本だからな。それよりも俺の大好物のフランクフルトは用意してあるんだろうな?」
「大丈夫だ。ライブが終わったら浴びるほど食べてくれ」
「よし、いつものように円陣を組もう。メンバーとスタッフを呼んでくれ」
「わかった。みんな集まってくれ!」
「みんな、心の準備はいいだろうな。スティーブン、ミッキー・マンソンのレプリカは修理できてるな」
「もちろん、バッチリだよ。まりりん
「昨日のフクオカのライブで少し破けちゃったからな。今回はゆっくりめに倒してみてくれ。キリストにミッキー・マウスの次はス○ーピーだな。いや何でもない、 こっちのことだ。ロザンナにケイト、いつも恥ずかしい踊りをさせてすまんな」
「なに言ってんの、まりりん。それは言わない約束でしょ」
「そうだったな。今日の打ち上げは西田辺の『酔虎伝』を10時半から予約してあるから思う存分飲んでくれ。でも12時までだぞ、次の公演に差し障るからな。ようし、  ジェローム、いつものやつをやってくれ」
「オーケー、みんな用意はいいか?それじゃあ、いくぞ!世界で最も偉大なアーテ ィストは?」
まりりん!!」
マイケル・ジャクソンよりもCDを売るアーティストは?」
まりりん!!」
ブッシュ大統領よりも影響力のあるアーティストは?」
まりりん!!」
「僕たちはみんなまりりんが」
「大好きさ!!」
「ありがとう、みんな。俺が今日あるのは仲間の支えがあってこそだ。今夜もコンサートの成功を願って祈ろう。みんな、目を閉じてくれ。............我らの音楽を司る神よ、我々の奏でる音によって世界が融合されますように。人類のうちに争いも 餓えもなくなり、人々が穏やかに日々を過ごせますように。天国も地獄もなく、ただ今日という日のために生きていくことができますように。殺すことも死ぬこともなく、平和のうちに暮らしていけますように。想像してごらん、国境も宗教さえもなく......」
「ちょっと、まりりん。それって、ジョン・レノンの『イマジン』じゃないの」
「あっ、そうか。こりゃ一本取られたな。あっはっは」
「いやだわ、まりりんたらっ。あはは」
まりりん、すっかり緊張がとけたようだな。これで今晩も大成功間違いなしだ。 うあっはっはっは..........」
なわけないですよね。あっ、私は会場で売ってたまりりんTシャツ(3500円)を買いました。さすがにまりりんポスターやマリリン携帯ストラップまでは買いませんでしたが。
元(ハジメ)管理人の感想文と皆様への伝達事項
 特別に、前編後編を一本化しました。
今回は国内旅行記というか地元でのライブに行って来た感想文です。 情けない人のライブです。平成十年代だから楽しめたのかもしれません。今となっては、単なる変態ですからね。大衆の飽きは、早いです。 平成20年代にはアルバムが発売されていたようなのは認めるが2010年代は(2011年四月現在)アルバムが発売されていないようです。けど、アーティストが一年間以上アルバムを発売されないのはよくあるお話?
ご本人が、彼のDVDというか映像を見ている時に当時のドリアン長野宅にお邪魔したら、「本物がやってきた。」と言われました。ここが皆さんにとって一番、笑える部分かもしれませんね。もっと、エグイ奴もいますけどもね。
ちなみに、ローリングストーンズのコンサートはクラシックの音楽のように静かに聴く必要があったのは、京セラドーム大阪では楽しむのが難しいからです。
今回に限ってはツイートをするのが恥ずかしいから見送りました。
次回のドリアン長野の海外旅行記(リターンズ)にご期待ください。以上、元(ハジメ)でした。
 

 回顧を兼ねた書評
 僕の初海外旅行は26歳の時のインドだった。
 当時往復チケットは年末料金だったので30万した(泣)。
 行く前は椎名誠の「わしもインドで考えた」を熟読。
 インドでは尻の毛まで抜かれるほどぼったくられ、下痢と発熱で散々だったけど、
 それからはリーマンパッカーとして主にアジアをふらふら。
 アフリカは遠すぎて行けなかった。新婚旅行もバックパックでバンコクと香港へ。
 香港では雑居房のチョンキンマンションで二泊し、妻はぐったりしていた。
 バンコクでは安宿と高級ホテルと泊まり歩き、マリオットのプールで
 溺死しそうになったのは今ではいい思い出だ(嘘)。
 旅も好きだが、旅行記も好きだ。
 この本は主にアフリカ旅行のエッセイだが、面白い。
 何よりも文章がうまい。
 奥さんとのなりそめを綴った「追いかけてバルセロナ」なんか疾走感があり、
 一気に読め、感動的でさえある。
 朝の通勤の地下鉄で読んでたけど、日本にいながら気持ちはバックパッカー。
 旅の本もいいけど、また出かけたいなあ。