2021-09-01から1日間の記事一覧

令和三年八月の投稿

執行草舟と佐堀暢也(当時神戸大学医学部在籍)の「夏日烈烈」という対談集がある。 「夏日烈烈」というのは草舟氏が中学生の時に三島由紀夫と会い、文学論を交わしてから三島の知遇を得て、草舟氏に揮毫して送った色紙だ。今も草舟氏の社長室に掲げられている…

令和三年八月のつぶやき

【ビブリオエッセー】江戸落語のリズムにも似て 「無名仮名人名簿(むめいかめいじんめいぼ)」向田邦子(文春文庫) https://t.co/mlgBLioF8f @Sankei_newsより — ドリアン長野(紹介用) (@duriannagano) August 25, 2021 がんばれ元気!と入江選手|ドリア…

 

 回顧を兼ねた書評
 僕の初海外旅行は26歳の時のインドだった。
 当時往復チケットは年末料金だったので30万した(泣)。
 行く前は椎名誠の「わしもインドで考えた」を熟読。
 インドでは尻の毛まで抜かれるほどぼったくられ、下痢と発熱で散々だったけど、
 それからはリーマンパッカーとして主にアジアをふらふら。
 アフリカは遠すぎて行けなかった。新婚旅行もバックパックでバンコクと香港へ。
 香港では雑居房のチョンキンマンションで二泊し、妻はぐったりしていた。
 バンコクでは安宿と高級ホテルと泊まり歩き、マリオットのプールで
 溺死しそうになったのは今ではいい思い出だ(嘘)。
 旅も好きだが、旅行記も好きだ。
 この本は主にアフリカ旅行のエッセイだが、面白い。
 何よりも文章がうまい。
 奥さんとのなりそめを綴った「追いかけてバルセロナ」なんか疾走感があり、
 一気に読め、感動的でさえある。
 朝の通勤の地下鉄で読んでたけど、日本にいながら気持ちはバックパッカー。
 旅の本もいいけど、また出かけたいなあ。