モルモンヘルピングハンズ 能登ボランティア
午前中ビジネスホテルのキッチン内の割れた食器を片付け、傾いた大型冷蔵庫を元に戻す。
二階から四階の部屋の備品を階段を何十回と往復して運び分別してトラックに乗せる。
文句を言う人も疲れたと休む人もいない。
年配の人も女性も親と一緒に来た子どもも、ただ黙々と往復する。
午後からは個人宅の片付け。
広い旧家、二階合わせて12部屋。
キッチンにはポンプ井戸。
家人に聞くと、この家は名横綱輪島の実家とのこと。
足の踏み場もない大量のゴミを手分けして分別してビニール袋に詰める。
皆さんが一斉に取り掛かる姿は例えは適切ではないが、シロアリが一斉に家を食い尽くすイメージ。
まさに獅子奮迅の働きである。
二時間弱で驚くほど片付く。
帰路、汗だくになったボランティアの顔は晴れやかだった。
終礼の時、感想を求められた青少年が一言「楽しかったです」。
多分、間違いなく参加した全員の思いだろう。
いつのまにかリビングに…