令和六年八月の投稿

モルモンヘルピングハンズ 能登ボランティア
午前中ビジネスホテルのキッチン内の割れた食器を片付け、傾いた大型冷蔵庫を元に戻す。
二階から四階の部屋の備品を階段を何十回と往復して運び分別してトラックに乗せる。 
文句を言う人も疲れたと休む人もいない。
年配の人も女性も親と一緒に来た子どもも、ただ黙々と往復する。
午後からは個人宅の片付け。
広い旧家、二階合わせて12部屋。
キッチンにはポンプ井戸。
家人に聞くと、この家は名横綱輪島の実家とのこと。
足の踏み場もない大量のゴミを手分けして分別してビニール袋に詰める。
皆さんが一斉に取り掛かる姿は例えは適切ではないが、シロアリが一斉に家を食い尽くすイメージ。
まさに獅子奮迅の働きである。
二時間弱で驚くほど片付く。
帰路、汗だくになったボランティアの顔は晴れやかだった。
終礼の時、感想を求められた青少年が一言「楽しかったです」。
多分、間違いなく参加した全員の思いだろう。

いつのまにかリビングに…
 

 

 回顧を兼ねた書評
 僕の初海外旅行は26歳の時のインドだった。
 当時往復チケットは年末料金だったので30万した(泣)。
 行く前は椎名誠の「わしもインドで考えた」を熟読。
 インドでは尻の毛まで抜かれるほどぼったくられ、下痢と発熱で散々だったけど、
 それからはリーマンパッカーとして主にアジアをふらふら。
 アフリカは遠すぎて行けなかった。新婚旅行もバックパックでバンコクと香港へ。
 香港では雑居房のチョンキンマンションで二泊し、妻はぐったりしていた。
 バンコクでは安宿と高級ホテルと泊まり歩き、マリオットのプールで
 溺死しそうになったのは今ではいい思い出だ(嘘)。
 旅も好きだが、旅行記も好きだ。
 この本は主にアフリカ旅行のエッセイだが、面白い。
 何よりも文章がうまい。
 奥さんとのなりそめを綴った「追いかけてバルセロナ」なんか疾走感があり、
 一気に読め、感動的でさえある。
 朝の通勤の地下鉄で読んでたけど、日本にいながら気持ちはバックパッカー。
 旅の本もいいけど、また出かけたいなあ。


 管理人マーキュリーマークからの伝言
 上記は、ドリアン長野が令和二年に投稿した内容です。
 令和六年にドリアン長野は親子でケアンズ旅行。