中古レコード&CDショップ 平成28年12月

北堀江に「⭕️(まるかばつ)」という中古レコード&CDショップがある。どちらかといえばコアな品揃えで、当然コアなお客が大半だ。たぶん夫婦なのだろう、60代の男性と50代の女性がレジに座っているのだが、ほとんど喋らない男性はともかく、見た目はごく普通のこの女性の音楽に対する知識が半端ない。客との会話でこのCDの何曲目はどんな感じの音か、前作はどんな感じだったのかをほとんど把握しているのである。というわけで(どういうわけだ)
ベルセバ」と懐かしくって涙の出そうな「リッチキッズ」(40年前だ!)を購入。



ネットでダウンロードして音楽が聴ける便利な時代ですが、その分face to faceのやり取りがなくなってきて寂しいです。

 

 回顧を兼ねた書評
 僕の初海外旅行は26歳の時のインドだった。
 当時往復チケットは年末料金だったので30万した(泣)。
 行く前は椎名誠の「わしもインドで考えた」を熟読。
 インドでは尻の毛まで抜かれるほどぼったくられ、下痢と発熱で散々だったけど、
 それからはリーマンパッカーとして主にアジアをふらふら。
 アフリカは遠すぎて行けなかった。新婚旅行もバックパックでバンコクと香港へ。
 香港では雑居房のチョンキンマンションで二泊し、妻はぐったりしていた。
 バンコクでは安宿と高級ホテルと泊まり歩き、マリオットのプールで
 溺死しそうになったのは今ではいい思い出だ(嘘)。
 旅も好きだが、旅行記も好きだ。
 この本は主にアフリカ旅行のエッセイだが、面白い。
 何よりも文章がうまい。
 奥さんとのなりそめを綴った「追いかけてバルセロナ」なんか疾走感があり、
 一気に読め、感動的でさえある。
 朝の通勤の地下鉄で読んでたけど、日本にいながら気持ちはバックパッカー。
 旅の本もいいけど、また出かけたいなあ。


 管理人マーキュリーマークからの伝言
 上記は、ドリアン長野が令和二年に投稿した内容です。
 令和六年にドリアン長野は親子でケアンズ旅行。