建国記念日 平成30年二月

日本書紀にある神武天皇が即位した日として明治五年に紀元節が制定。昭和23年にGHQが「日本人の歴史と主体性を奪うため」に廃止。その後も紀元節復活を望む声が多かったが、日本社会党など左翼勢力の反対(神話であり、科学的根拠に乏しい、神武東征が支那事変、大東亜戦争において侵略国家として利用されたなどの理由)でなかなか実現しなかった。
結局、「建国されたという事象そのものを記念する」という一種のまやかしで、名称に"の"を入れた「建国記念の日」として昭和41年に制定された。
祝日の本来の意味も意識にのぼらなくなってきますよね。本来なら祝うべき日なのに…。

 

 回顧を兼ねた書評
 僕の初海外旅行は26歳の時のインドだった。
 当時往復チケットは年末料金だったので30万した(泣)。
 行く前は椎名誠の「わしもインドで考えた」を熟読。
 インドでは尻の毛まで抜かれるほどぼったくられ、下痢と発熱で散々だったけど、
 それからはリーマンパッカーとして主にアジアをふらふら。
 アフリカは遠すぎて行けなかった。新婚旅行もバックパックでバンコクと香港へ。
 香港では雑居房のチョンキンマンションで二泊し、妻はぐったりしていた。
 バンコクでは安宿と高級ホテルと泊まり歩き、マリオットのプールで
 溺死しそうになったのは今ではいい思い出だ(嘘)。
 旅も好きだが、旅行記も好きだ。
 この本は主にアフリカ旅行のエッセイだが、面白い。
 何よりも文章がうまい。
 奥さんとのなりそめを綴った「追いかけてバルセロナ」なんか疾走感があり、
 一気に読め、感動的でさえある。
 朝の通勤の地下鉄で読んでたけど、日本にいながら気持ちはバックパッカー。
 旅の本もいいけど、また出かけたいなあ。