上海日記 七日目 in 1

上海日記 七日目 in 1 
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紹介した動画はドリアン長野並びに私(マーキュリーマーク)が撮影したものではなく、参考の為の転載です。

NO71 上海日記 7日目

at 2005 05/03 23:12 編集

7時半起床。空手着に着替えてホテルを飛び出し、目の前の魯迅公園に突入。入口でおばちゃんが何か叫んでいたが聞こえないふりをしてそのまま駆け抜ける。確か入園料が2元だったような気がしたが、小さいことにこだわってたらあかんで、おばちゃん! 公園にいるいる。太極拳をしているグループがあちらこちらに。その中の10人ほどの小さなグループに混ざり、見よう見まねで動きについていく。太極拳には前屈立ちとか後屈立ちとか半騎馬立ちとか、空手の立ち方が動きの流れの中に一瞬入っていて興味深い。まだまだ寒いので、皆さん着ぶくれでダルマ状態である。こちらはTシャツに空手着だけなのできつい。1時間ほどで終了。教えていたおばさんに礼を言うと、「初めてにしては上手だったよ」とお褒めの言葉をいただく。
ホテルに戻り、バイキングの朝食(3つ星以上のホテルには朝食がついているのだ)を摂る。今晩が最後の宿泊になるのでどこに泊まろうかと思案し、もう一度バンドに行くことにする。上海最後の夜は外白渡橋のたもとに建つ「上海大厦」に泊まることにした。ここは川島芳子清朝最後の王女。満州事変、上海事変でスパイ活動を行ったとされる。東洋のマタハリ男装の麗人と呼ばれ、大東亜戦争終結とともに逮捕、銃殺刑に処されるが、銃殺されたのは別人で日本で生き延びたという説あり)が定宿にしていたという由緒あるホテルだ。外白渡橋を上海滞在中に何度渡ったことだろう。「あしたのジョー」の丹下ジムは確か泪橋のたもとにあったはずだ。
「ジョー、いつかはこの泪橋を笑って渡るんだ」と外白渡橋を渡りながらつぶやいてみる(ちょっとバカ)。

管理人マーキュリーマークの感想文と皆様への伝達事項

今回も一まとめにしたin 1でリターンズを発表します。
 この上海日記七日目はとても長いお話です。24を連想しますね。川島芳子生存説は人気が高いようですが、昭和20年代に銃殺されたという考えが一般的ではあるようです。
 2010年代になって環境破壊が進んでスモッグが日常的に発生するに至った中国ではガスマスクをしながら屋外で太極拳をしてるようですが危険なので推奨することはしません。又、繰り返すようですがこの上海日記は平成10年代の上海旅行記です。
 平成26年に中国の策略で船が取られそうになりましたね。 商船三井は貨物船が中国の裁判所に一時差し押さえられ、約40億円の供託金を支払った。サンフランシスコ講和条約は無効なのか?
 しかし、公園に入場するのに料金が必要なのであろうか?魯迅公園について軽く調べたら入園無料らしいです。私が行ってきたブリティッシュコロンビア州のスタンレーパークは入場無料でした。言うまでもなく、スタンレーパーク内の施設の入場料は有料でした。皆様が、海外において何等かの施設を利用する時において入場料等が法的に必要なら支払うようにしましょう。普段、聞き慣れない外国語で難しい説明をされても困るかもしれませんが何とか乗り越えましょう。私が行ってきたブリティッシュコロンビア州のバナクア(バンクーバー水族館)やテラス・ワールド・オブ・サイエンスでは係員から入場料について質問されたことを連想します。皮肉ながら、両施設共にジャパニーズを雇ってたから無理せず施設で雇ってる日本人従業員を依頼したら良かったかな?(笑)実際の所、受付で日本人従業員が勤務されてた訳ではなくて施設内で勤務されてました。
 もしかしたら、公園に来た人からお金を請求してた人は錯乱してる人であったかもしれません。私ばかりかホテルから空港(YVR)に送ってもらうバスの運転手さんも見たのでその話で盛り上がったのですが、ロブソン通りで道に座り込み無意味に喚いて叫んでる太った女性がいてヤバカッタのを連想しました。
 繰り返し同じような連絡をするようですが、皆様、海外旅行に行く前には前もってホテルの予約は済ませておきましょう。ホテルの予約無しで海外旅行をされることを私は推奨しません。
 海外旅行中は時差ボケの影響で現地の時間に合わせて行動することが難しくなることがございます。一般的には普段の生活よりも3時間程であれば対応は簡単と言われてますが、私が行ってきたブリティッシュコロンビア州の時差は16時間(夏時間)でしたので対応が難しかったです。ベッドも柔らかすぎて寝にくい状態が継続していて帰国後に傍目から見たら体がヘの字になってるような状態に至りました。


紹介した動画はドリアン長野並びに私(マーキュリーマーク)が撮影したものではなく、参考の為の転載です。

NO72 上海日記 7日目(続)

at 2005 05/19 22:27 編集

上海の近代的な建物やおされな通りの裏には小汚い通りがセットになっている。そこには自転車に乗った人民が大挙して暴走し、アイドリング・ストップもなんのその、信号待ちでは空吹かしでぶおんぶおんいわせ、青信号に変わるとゼロヨンレースが始まり、歩道、車道所構わず屋台や物売りがひしめいているというアジアの正しい通りがある。そこで見つけた2元ショップでお土産を見繕い、露店CD屋で1枚5元の浜○あ○みや矢井○瞳や東○事変やア○リル・ラ○ーンのCDを買う。ふっと後ろを見ると、K君が買い食いしながら屋台のおっちゃんと楽しそうに話している。彼はこんな雰囲気の場所に来るとなぜか生き生きする。
そこで便意を催したので、近くの路地に入り公衆便所を探す。この狭い十字路は全体が日常雑貨を売る市場になっている。人込みをかき分け、便所にとび込み、排便する。
「よかった~。もう少しで中国でうんこたれになるとこだった」
と立ち上がると、水が流れる。いやにタイミングよく流れるなと思っていたら、壁についているセンサーが作動していた。中国のトイレも進化したもんだと感心し、外に出るとK君が、
「日本語がすごく上手なおねえさんがいて、もう少しでパンツを買わされそうになりましたよ。ちょっと、来てみてください」
と腕を引っ張る。K君、何を考えてんだ?

管理人マーキュリーマークの感想文と皆様への伝達事項

 余りにも普通の旅行記ですね。但し、これも平成10年代であって最近とは全く様子が違ってきてるに違いないでしょう。
 実際に私はカナダのバンクーバーに行ったから言えますが、トイレに限っては海外は本当に少ないのを実感しました。日本だと店舗内のトイレを利用出来る事はあるが海外では少なかったです。万が一の時を考えホテルを後にする前にトイレの利用は不可欠です。
 化粧品の声掛け商法をしてる人はロブソン通りにいました。驚いたのは日本製だったことです。私が全然知らない会社が製造してカナダに輸出してるようです。
 私が行ってきたブリティッシュコロンビア州の表通りと裏通りも大きく違ってました。表通りは万人向けなんですが裏通りになると関係者以外は立ち入り禁止みたいに思えました。日本だと、一部の私道や行き止まりでない限りは誰でも通行が行えますけどもね。周知のように往来を妨害する罪は存在します。高さが27.4メートルのグランビル大橋を歩いてきたが本当に違った意味で恐怖でした。(笑)
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 いわゆる2元ショップですが日本で言う¥100ショップのようなものだそうです。今後は物価の値上がり等で経営が難しくなるかもしれません。平成10年代には営業していても今後も経営してるかどうかは不透明です。私はカナダのニューウェストミンスター市のC$1.25ショップに行ってきました。消費税が課税されて実際にはC$1.40が請求されました。(C$はカナダドルの略称)いわゆる税別価格でした。
一説には「海外でそういった一個当たりの料金が固定されてるお店に行くのは無駄では?」と考えられてますが完全否定は難しいです。私が購入したのはビニール袋と単三乾電池です。以下の画像を参考にしてください。
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ビニール袋はレシートの整理に役立ちました。カナダを旅行中に万が一電池切れになると困るので思わず買ってしまいました。ホテルにコンセントがあるかないかが全く予想が出来なかったのでエネループプロの為の充電器は意図的に持って行きませんでした。どういったお店に行くか行かないかは旅行者の自由だと思います。
お店はある一定の水準を保ってるかどうかは問われますし悪いお店に行くと辛い思いをするのは周知されてます。ドリアン長野はよろしくないお店に行って苦労されたお話は後述されました。



紹介した動画はドリアン長野並びに私(マーキュリーマーク)が撮影したものではなく、参考の為の転載です。

NO73 上海日記 7日目(続々)

at 2005 05/31 21:28 編集

K君に案内されて市場のまん中あたりまで行くと、われわれを目ざとく見つけたおねいさんが露店台に身を乗り出して日本語で叫ぶ。
「あんた、日本人ね。いいところ来た。パンツ買いなさい。カル○ン・クラ○ンのパンツだよ。あんただったらLサイズだね。1枚20元! とても安いね」
「とても安いねって、安くないよ。1枚10元にしなさい」
「なに、10元! 神様仏様。わたしもう首くくるね」
「おどかすんじゃないよ。高いからいらない」
「日本人お金もち、高くない。この毛沢東のTシャツ60元ね。小泉ヤスクニ行く、中国人怒るね」
「余計なこと言うんじゃないよ。これ友誼商店で50元で売ってたね。30元!」
「おー、あなた欲張り。上海物価タカイね。わたし暮らせない。首くくるね」
「わたしほんとの値段知ってるよ。欲張りあなたね。上海恐い、わたしもう来ないね」(言葉うつってる)
「なに言ってる、恐いのあなたよ。このライター買うか。80元でいいね」
と二人でわーわー言ってると、市場をうろうろしている靴磨きが集まってきた。
「あなたの靴磨く、オーケー?」
「こんなぼろぼろの靴磨いてもしゃーないやろ。ええって」
値切り倒したパンツとTシャツを抱え、手を振る。それでもやつらは
「磨かせて」
と五、六人があとをついてくる。ついてくんなっちゅうねん。帰りなさいって。磨きませんって。俺はブレーメンの音楽隊か。駆け足で逃げると一人がしつこく追いかけてきた。市場を出てもしばらくついてきたが、やっとあきらめて帰っていった。
「これ見て下さいよ」
とK君が片足を上げると靴に靴クリームがついている。
「あんなに熱心だったら磨かせてあげてもよかったですね」
K君がしみじみと言った。

管理人マーキュリーマークの感想文と皆様への伝達事項

何だかこう悲しくなってきますね。商売だから少しでも売り上げと利益を計上したいのは理解するが販売方法が悪くて半ば強引だからかスーパーが中国でも利益を計上してるようです。 小泉元首相が発言される部分は平成10年代らしいですね。
皆様、明白に偽造された製品の購入は辞めるようにしておきましょう。単なる無駄使いということだけではありません。日本国内には持ち込めないと考えてもらいたいです。「偽物の製品の購入の提案はされたが購入しなかった。」といった選択は時には重要です。日本は法治国家です。
 強要とはした方ではなくされた方が判断するものです。私がカナダを旅行中に店側に限っては強要等はありませんでした。無論、それはチャイナタウンに行かなかったからかもしれません。実は治安が悪いから行かない方が良いし何もないとも言われてます。だけど、あるテレビ番組でブリティッシュコロンビア州のチャイナタウンが紹介されてたのは微妙かも?行く町の取捨選択は重要かも?
 私が真剣に困ったのは、慇懃無礼であるばかりか狡猾にカナダ旅行中に毎日フェイスブックのタイムラインに質問を書き込む人がいて大変迷惑をしました。普通は旅行中は多忙や安全面から干渉しないのが社会の常識ですがその人物はユスリが目的だったからか過剰な拘束を私に対して行ってきたから帰国後に冷静になって抗議をしましたし友人達にも連絡をしてその人物とは連絡することを辞めました。仕事で海外に行ってる人に詰問すると、偽計業務妨害に問われるに違いありません。質問内容が悪いばかりか大量で毎日であったから悪質でした。
もし、皆様が海外旅行中にフェイスブック(タイムライン)等を通じて詰問してくる人がいたら以下の文章そのままか参考にして連絡した後で冷静にブロックすることを推奨します。
「海外は日本国内と違って、治安が悪く安全に関わるのでそういった質問は控えてください。万が一の事があったらあなたは責任を取ってくれますか?」
平成20年代になって発生してる問題かもしれませんが過去には海外旅行中に異国の地での試練が大きかったがこれからはインターネットを経由して海外旅行中に嫌がらせをする日本人にも警戒してください。楽しむ旅行であるにも関わらず疲れる旅行になってしまいます。悪い質問に対して返答したら、誰がその情報を得てどういった行動を取るのでしょうか?安全に関わります。従って、皆さん、過剰な干渉は辞めましょう。


紹介した動画はドリアン長野並びに私(マーキュリーマーク)が撮影したものではなく、参考の為の転載です。

NO74 上海日記 7日目(続々々)

at 2005 06/02 23:17 編集

K君がもう一度行きたいというので、文廟に行く。入口で「案内しますよ」と日本語で声をかけられた。大学で歴史を勉強しているという彼女、劉(りゅう)さんはここでガイドのバイトをしているそうだ。受付で10元の入場料を払って中へ。
「文廟は孔子を祭っています。孔子廟ともいいますね。元は最高学府、つまり大学でした」
劉さんが説明してくれる。観光客はいなくて、ひっそりしている。いや、パリから来たというバックパッカーのパリジャンがいた。一人旅で寂しそうだったのでみんなで記念写真を撮ってあげる。う~ん、シルブプレ~(適当)。
「この部屋で科挙の受験勉強しましたですね。進士というのを知ってますか? 科挙の最高の位です。進士はさらに順位をつけるために殿試という試験を受けましたんです。ここの建物は文化大革命でほとんど破壊されました。ほとんどの建築物はのちに再建されましたんです」
中国の大学生は正真正銘のエリートなので、将来国を担うという意識が強いせいか、とてもよく勉強する。劉さんもテレビの日本語講座で日本語を勉強し、まだ一年目だそうだ。最後に聞いてみた。
毛沢東をどう思いますか」
「中国人はみなさん毛沢東を尊敬してます。私も尊敬してますですね」
さすが建国の父。腐っても鯛か。ちょっと意外だった。

管理人マーキュリーマークの感想文と皆様への伝達事項

文中で述べられてた画像のデータについて私は保有して無いので発表は行えません。
中国の大学並びに大学生は本当によく勉強してるそうです。日本でも理系は別としても文科系は意見が分かれてるそうですね。共産主義について否定的な人であっても一部の中国の大学教育の水準は低くない点については否定が難しいそうです。日本の大学は研究予算が削減された前例が多いらしく一部を除外して厳しいらしいです。
ただ、中国人留学生でも日本社会に馴染めない人がいてあれこれ不平を述べてましたのでそれなりの返答を私はしました。「日本国内の悪い人だけに注目するのではなくて良い人に注目して勉強してください。そうでないと来日した意味がありませんよ。」といったような事を伝えて驚かれました。日本人も日本国内の悪い人には困ってます。日本に来る前迄は尊敬してたらしいが日本にも社会問題があって困ってるんです。
ある意味、全く逆に日本人の学生さんがブリティッシュコロンビア州バンクーバー水族館で勤務してたのを連想しました。周知のように一部の学生は海外留学をします。色々と喋りましたね。
フランス人に出会ったら、普通にcarrefour(十字路)と発音するかFOU(狂った男性)を強調してcarreFOUrと発音するかで反応は大違いです。英語を話したがらないフランス人でも全く逆に、このジョークは好む人が多いです。国際交流の為にこういったジョークは絶対必要です。実際にはフランスに詳しい日本人は否定的だが、多くのフランス人は笑ってしまう事が多いジョークになります。言うまでもなく、フランス語に詳しい人が多いカナダ人にもこのジョークはそれなりに受けました。周知のようにケベック州民はフランス語が母国語です。ブリティッシュコロンビア州でもフランス語が頻繁に聞こえてきました。恐らくはケベコワことケベック州民に違いありません。
 中国人の前で、軽く中国語で挨拶が行えると交流が深まるとは思います。しかしながら、昨今の国際情勢等の影響で複雑な思いを抱く日本人は多いと思います。

NO75 上海日記 7日目(続々々々)

at 2005 06/13 22:51 編集

おととい行った洗足屋を探して下町をうろうろ。小さな町だけど、店が見つからなくてニ周も三周もする。夕暮れになるとあたりはすぐに暗くなる。
「ここら辺、歩いていると何だか懐かしい気持ちになりますね」
「そうやね。何度も歩いてるからこの町の路地に妙に詳しくなっちったな」
文廟の前の屋台を通り抜け、公衆便所がある四つ角をさらに真っすぐ進むと木造の崩れそうなアパート群がある。左折するとこれまた崩れそうな民家が続く。道端で野菜や肉を売っている路地を抜けると、雑貨屋や駄菓子屋の並ぶ通りに出る。西岸良平の漫画の半ズボンはいて洟をたらした子供が出てきそうだ。「狗肉」の貼り紙のある食堂(店員に聞くと売り切れだと言われた)を右折すると場違いなピンクの電飾で路地から浮いてるファンシーショップが一軒あって、ああ、あった。ここだよ。店に入ると生憎、家族で食事をしているところだったが、少し待ってから足をマッサージ。またもや中国語を教えてもらいながらたっぷり一時間。今日はぼられるかなと思っていたら、今日も15元だった。彼女たちが毎晩1時まで働くと聞いて、K君は
「え~っ、信じられない」と目を丸くしていた。
帰りにスーパーに入ると、レジのおばちゃんが、「あんたたち日本人かい。テレビで日本のドラマをよく観るよ」と話しかけてきた。
「テレビで日本語を少し覚えたよ。『バカヤロー』とか『スイマセン』とかね」(どんなドラマだ)
そのうちに仕事を放り出し、店員が集まってきた。口々に質問し始める。一人が何かをしゃべると、それを聞いてみんながどっと笑う。あ~もう、わけ分からん。上海でもここら辺まで来ると外国人が珍しいのか。

管理人マーキュリーマークの感想文と皆様への伝達事項
夜間に照明があるかないかで大違いですよね。大通りや繁華街では明るくても郊外に入ると周囲が真っ暗になったりといった経験を私もしたことがあります。
それと、赴くのが少し難しい場所へ行くのには過去に一度行っても微妙に忘れていたりすることもありますよね。個人的になんですが奈良市でそういった経験をしたことが私にはありました。90年代の奈良市内は想像以上にお店が早く閉店されてました。平成20年代になってからは長時間営業してるお店も増えてきました。
 平成27年10月にブリティッシュコロンビア州メトロバンクーバーの町を私は長時間歩いたので幾分ですが土地勘が出来たのは無形の財産だと考えたいです。
色々なお店が営業していて地図を見るとおおよその見当がつくようになったのは嬉しいですね。
 私が海外の店内で色々と話したで思い出したのは、ブルージェイズのマフラーと野球帽を買う時に文字の刺繍入れをするか否かについて質問された時です。刺繍には少しばかり時間が必要でしたがやって良かったと思います。単純に気に入ったといった部分だけではなくて文字を刺繍したから現地の酔っ払いに絡まれて私の野球帽が盗まれそうになったが文字が刺繍されてるのを見て離れていきました。防犯対策になりましたね。率直に伝えるが万が一盗んだ犯人が逮捕された後で野球帽に刺繍があるかないかでその後の展開は大違いです。いい加減な人は刺繍については否定的かもしれませんが少数の人であっても賛同してもらえると幸いです。有料だから否定する人がいるかもしれませんが防犯対策になった喜びはございます。 
もしも、裁判になったら裁判官はこういった質問を窃盗犯に対して行うのかな?「なぜ、あなたは彼の名前が刺繍された野球帽を盗んだのですか?」
 少々余談ですが、ある日電車内で子供達の為に野球帽をニューヨークで買ってきた奥さんがおられました。だいたいこんな感じでした。「子供達の為にニューヨークで野球帽を買ってきました。」「私もバンクーバーでこの野球帽を買ってきました。」で少し驚かれました。
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 海外旅行でフリープラン(*1)を選んだ人に限られるかもしれませんが土地勘が出来るかどうかの差異は大きいと思います。実際に歩く事によってのみ土地勘は作られます。
*1 往復の航空券(もしくは乗船券)、宿泊費のみか、空港とホテルへの送迎バスが追加される旅行代理店が行ってる募集型企画旅行の提案です。

NO76 上海日記7日目(続々々々々)

at 2005 07/06 22:41 編集

火鍋レストランで羊肉を嫌というほど食べる。それでも二人で八百円ほど。ホテルに10時帰館。ついでだからとホテル内にあるお土産ショップを覗いてみることに。すると中からちょっと藤〇朋子似のにこやかな女店員が手招きをしている。
「見るだけ、いいですよ」
と中国人にはあるまじき愛想のよさである。
「ホントに見るだけよ。何にも買わないからね」
と一応念をおす。
「いいですよ。見るだけ、大丈夫ですよ」
藤田はあくまでもにこやかである。
「このプラダのビジネスバッグ、四千円でどうですか。本物ですよ。安いですね」
「高いですね」
「高いですか。それでは三千円でどうですか」
「まだ高いですね」
「高いですか。いくらなら買いますか」
というやりとりがあって、結局そのバッグを二千円で買った。どう見てもニセモノには見えんが、原価はいくらなんだ。
「このネクタイどうですか。安いですよ」とまだ買わせようとするので、素早く退散する。
部屋に戻るとK君が「思い出にカラオケに行きましょう」と提案。なんで上海まで来てカラオケなんだと思ったが、あんなにビビってたのが生き生きとしてきたことだし、ディスコにつき合ってくれたことだしと彼について行く。ホテル内にカラオケがあったはずだ。一階のジャズバーに入ってみると、椅子に座っていた女の子がバネではじかれたようにこっちにやって来た。
「カラオケなんてないわよ。それより私たちとおしゃべりしたりダンスしたりしない?」
と言って、もう一人女の子を呼んできた。値段はドリンク代も含めて全部で百元だそうだ。何度もその値段を確認する。それでもアヤシイ。何回もぼられ倒されている私が(悪かったな!)思うんだから間違いあるまい。しかしその時は何とかなるだろうという気持ちと、どうなるんだろうという好奇心が一緒になって誘いを受けることにした。

管理人マーキュリーマークの感想文と皆様への伝達事項
相変わらず馬鹿げた提案に対して人は弱いものです。私もそうですね。
それはともかく羊肉は日本での飼育数はとても少ないからオセアニアで飼育された輸入羊肉を日本では多く食べてると言われてます。
これは、旅行記として発表してますがご存じのようにニセモノは税関で没収されることがあるばかりか日本国内に持ち込むのは違法なので海外であっても購入しないようにしましょう。
 バンクーバーにてルーツという洋服店で本物のカナダ製のTシャツ(およそC$45)を買ったのを連想しました。
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他にもバンクーバー水族館でCANADAと印字されたメキシコ製のTシャツ(およそC$16)も買いました。
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やはり、海外では日本では余り食べない食事が行えるかどうかは問われるしTシャツは購入したいですね。皆様、必要な商品は買っても良いがニセモノは買わないようにしましょう。
 異性の誘いを受け入れるか否かですが基本的には否定して正解です。私はブリティッシュコロンビア州の初心者でした。お水を買いたい時があって船が港に到着した後で電車に乗って駅に到着してからお店迄の道を案内してくれた異性の在外邦人の助けは大きかったです。本当に助かりました。ブリティッシュコロンビア州では有名なロンドンドラッグというお店で買い物が行えるかどうかは大違いでした。
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NO77 上海日記 7日目(続々々々々々)

at 2005 08/10 22:38 編集

その上海出身(自称)のミミという娘は、「休日に東京に遊びに行ったことがあるわ。大都会でびっくりした。日本、大好き。日本人も大好き」などと言う。そのうち、「私たちも踊りましょう」とフロアーに連れ出された。ものすご~ください音楽が流れている。アメリカの片田舎のカウボーイの格好をしたマスターがやっているダイナーでも今時こんな音楽はかけんだろう。こんなハワイアンバンドがアルバイトで地元のFM局の知り合いに頼まれて仕方なく急場でレコードに吹き込んだようなディスコ音楽では踊れんが、自分を殺して無理からに踊る。何だか悲しい。隣ではミミがにこやかに踊りながらも目に落ち着きがない。ますますアヤシイ。その隣では中年の日本人が二人のホステスとキャーキャー言いながら踊っている。ボックス席を見ると、K君がもう一人の大人しそうな女の子に中国語を教えてもらっている。どこまで真面目なんだ、K君。欲望にまみれた上海の夜。そこだけ静謐な空気が流れているように場違いだ。

管理人マーキュリーマークの感想文と皆様への伝達事項
人それぞれ道がありますね。楽しむといっても単純にバカ騒ぎする人、嫌々ながら踊る人、落ち着いて外国語を海外で学ぶ日本人。本当に色々です。
ドリアン長野はダンスをするのが好きなようです。私は前述したように多少ですが理知的に感じる施設(バナクアとテラス・ワールド・オブ・サイエンス)に行ってきました。平成10年代には喋るだけでも試練が発生するようでした。
色々とございまして、あまりヤバイ場所には行く気が全く無いです。但し、日本と違って海外の方が物価が高い国や地域はございましてその部分はご理解しておいてください。さぁ次にどうなるのでしょうか?

NO79 上海日記 7日目(続々々々々々々)

at 2005 08/18 23:00 編集

席にもどり、ちょっとするとK君が「帰りましょう」といきなり立ち上がった。中国語会話は終わったのか、K君? ボーイが請求書を持って来た。あろうことかそれには三百元と書いてある。やっぱりな、何回もぼられ倒されている私の勘が当たったぜ(悪かったな!)。内訳を聞いてみるとドリンク代が百元、それに女の子一人にチップが百元づつだそうだ。はあ~っ? 理不尽なぼりかたをするじゃないか。ぼるのは理不尽に決まってるが、第一に中国にはチップという習慣はない。第二になんで勝手にチップの額を決めるんだ。よって、そこのこわっぱ中国人、手討ちにしてくれるわっ! そこになおれっ! 
K君が「何度も百元だと前もって確認したはずだ」と至極もっともな抗議をする。ボーイは「どういう意味だ?」とねめつけるようにして威嚇してきた。どういう意味だとう? キャ~ッ! もう辛抱たまらん、表に出やがれ、足腰立たんようにすまきにして揚子江にたたっこんでやるわ! われわれが押し問答をしていると、そいつは段々と弱気になってきて「払ってくれないとボスにその分のお金を立て替えなくちゃならないんだ」と言う。はっ、今度は泣き落しか。悪いのはいったい誰なんでしょね! 私は百元をテーブルに叩きつけてそこを出ようとしたがK君に呼び止められた。「ちょっと待ってください、ドリアンさん」「えっ?」
管理人マーキュリーマークの感想文と皆様への伝達事項
やっぱり嫌な展開になってきましたね。海外では日本の法律が通用しません。日本国内で外国人が経営してる飲食店で嫌な思いをした経験がある日本人も多いとは思われますがそれと似たようなものですというか日本人が経営していても高値をふっかけられて嫌な思いをした人もおられるかな?
チップは良いお店で良い接客をしてくれたならば、支払った方が良いとされてます。それについては各自で海外旅行案内書を読んでください。世話してくれた人がいたら、握手の時にそれとなく小銭を渡すと喜ばれます。
不条理に高値の請求については反対や否定をするのはやむを得ないにしても、チップはしないよりもした方が良い国や地域は存在していてカードの請求金額が半ば無許可で増額されるよりも良いとは思うしホテルのデポジットが返金されないよりかは良いと思います。

NO80 上海日記 7日目(続々々々々々々々)

at 2005 09/05 22:46 編集

「この人納得してないみたいなんで話し合ってみます」
ええ~っ。K君は誠実で正直(バカがつくほど)で一本木な性格だ。おちゃらけでいいかげんに生きている私とはえらい違いである。それにしても、あんなにびびりだった彼が熱心に説得している姿を見ると感無量である。でもボーイも充分反省してるみたいだしさ、めんどくさいから帰って寝ようよ。ミミは「あんたたちのせいでこの子が二百元自腹を切らなきゃならないのよ!」と喚いている。この女も逆ギレしてるし、もう帰ろうよ。彼らはしばらく話し合っていたが、やがてK君がボーイに右手を差し出した。ボーイも渋渋だがそれに応じた。若大将シリーズ加山雄三か。
部屋に戻ると彼は言った。「中国で貧しいながらも一生懸命に働いている、あの靴磨きの人たちみたいな人たちもたくさんいるのに、騙してお金を取ろうとする人間が許せなかったんです」
どこまでも生真面目で熱いK君であった。
管理人マーキュリーマークの感想文と皆様への伝達事項
一応話し合って終わったみたいです。だけど、日本国内でも個人経営のお店の場合は本当に失礼な発言をする店員が勤務してるお店も現存しますからね。
時間に余裕があるかどうかもあるし無意味な議論は可能であれば避けて他の観光名所に行った方が良いとは思うが始めから疑わしいお店に行かないようにすることも重要だと私は思います。何かについて話したければ、日曜日に教会でも行って現地の教会員と会話したら良いと思います。
 3時間プログラム中にリーダーシップについて話していた教会員がいて中近東の某指導者や某共産主義国家の政治家の話をしてたから「敵(Enemy)?」と質問したら多くの教会員から爆笑されました。当初は質問をした人が笑ってました。次に私から見て左側の教会員が笑って目の前のフィリピン人(ある国の悪事で困ってます)の教会員が笑って次に右側にいたカナダ人達が抑えられずに爆笑したので回転しながら笑ってしまったような状態でした。平成27年10月の出来事ですが今でも楽しい思い出になってます。
「日本の恥を世界に輸出してる。」と考えるのではなくて「教会の教えを尊重し親睦を深める良い機会だった。」と皆様には考えてもらいたい。
 海外旅行の場合は国内旅行と違って帰国便に乗り遅れると大事ですので行動は考えてしてもらいたい。日本人同士だと怒り狂って悪い議論になると時間を浪費するが帰国便の時間を絶対に忘れてはいけません。実は現地時間ですが午後10時半を過ぎた時に日本人観光客同士がホテルの部屋の扉近辺で議論してました。そういったことから何度も「ガチャガチャ。」と金属音がしてたので抗議しました。
およそこういった具合です。私「今、午後10時半は過ぎてますよ。」知らない日本人観光客の女性「大事な話し合いをしてまして、」私「いい加減にしてください。私は明日、早いんです。午後11時迄には終わってください。」と言った後で扉を閉めて就寝しました。本当に大事な話かもしれないから譲歩はしたし議論は時には不可避かもしれないが周囲の事を考えてほしいしホテルの中であったのでWi-Fiを利用してインターネットで連絡してもらいたかったです。ホテルの従業員にこの一件を伝えると「もしもの時には電話で連絡をしてください。」と伝えられました。
 繰り返すようですが、海外では帰国便や周囲の迷惑を考えて行動してもらいたい。それは、議論も含まれます。海外旅行中は日本国内での活動では無い事を考えてもらいたい。従って、悪いお店には行かないようにしましょう。又、一緒に行く人にも良識を求めるようにしておきましょう。ま、私はブリティッシュコロンビア州の一人旅でしたけども。


 

 回顧を兼ねた書評
 僕の初海外旅行は26歳の時のインドだった。
 当時往復チケットは年末料金だったので30万した(泣)。
 行く前は椎名誠の「わしもインドで考えた」を熟読。
 インドでは尻の毛まで抜かれるほどぼったくられ、下痢と発熱で散々だったけど、
 それからはリーマンパッカーとして主にアジアをふらふら。
 アフリカは遠すぎて行けなかった。新婚旅行もバックパックでバンコクと香港へ。
 香港では雑居房のチョンキンマンションで二泊し、妻はぐったりしていた。
 バンコクでは安宿と高級ホテルと泊まり歩き、マリオットのプールで
 溺死しそうになったのは今ではいい思い出だ(嘘)。
 旅も好きだが、旅行記も好きだ。
 この本は主にアフリカ旅行のエッセイだが、面白い。
 何よりも文章がうまい。
 奥さんとのなりそめを綴った「追いかけてバルセロナ」なんか疾走感があり、
 一気に読め、感動的でさえある。
 朝の通勤の地下鉄で読んでたけど、日本にいながら気持ちはバックパッカー。
 旅の本もいいけど、また出かけたいなあ。