#1 オリエンタル・ホテル (リターンズ 2.0)

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NO1 オリエンタル・ホテル 

オリエンタル・ホテルに泊まった。あの世界一という栄誉を冠せられるオリエンタルである。私がカオサンでよく泊まっていたサイアム・オリエンタルじゃないぞ。シャングリラもペニンシュラもリージェントも頭が高い! ひかえおろ~う! 正真正銘、一番安い部屋でも310米ドルもするビンボー人には絶対泊れん、あのオリエンタルじゃい! ハァ、ハァ、ハァ。(肩で息をする音)同行の友人(アジア旅行は初めて)が宿泊代を出してくれるというのだから私に異存はない。これは泊まらないわけにはいくまい。いや、泊まりたい。是非泊まらせてくれ、お願いだ。オリエンタルにはスイカジュースを飲みに行ったことがあるが、まずくて冷えてないわりに200バーツもしたぞ。どうなってんだ? ちなみに私がバンコクで一番好きなホテルは知る人はよく知ってる、あのグレース・ホテルだ。この前、昼過ぎにチェックインしようとしたら満室だからと断られた。フロントのおばちゃんに近くにもっと安いホテルがあるからそこへ行けといわれたが、ここがいいと駄々をこねたらパスポートを預かっとく、6時頃もう一度来いやと言われ、やっと泊まることができた。その際、押し合いへし合いするフロントに割り込もうとしたアラブ人にフロントのおねいさんが 「みんな順番守ってんだからちゃんと並んで待ってなさい!」 とものすごい剣幕で怒鳴っていた。幼稚園児のようなアラブ人もアラブ人だが、客にそこまでいうか、ふつう。とにかくこのホテルはあやしい。アラブ人のおっさんがタイの少年二人をつれて部屋に入っていくのを見たことがあるし、隣の部屋から苦しそうなあえぎ声が聞こえてきたこともある。(何してんだ?)ロビーには売春婦とアラブ人が、てめえらここのソファーで夜をあかしてんだろ、と思うほどいつでもたむろしている。一階の卓球台では黒人がいつも卓球やってるし。(まっ、健全)ここにはディスコが二つあるが、一階のディスコは中近東風の音楽でみんな踊りまくっている。いっぺんだけ行ってみたことがあるが、ついていけん。あのリズムでどうやって踊ればいいんじゃ~い。それに比べて地下にあるディスコはまともだ。(まともか?)毎晩(たぶん)、売春婦をつれて朝の二時まで踊り狂うアラブ人。熱い、熱すぎるぞ。マーブンクロンで黒のアメリカンスーツ(笑)を買った時なんざあ、ホテルの近くのアラブ人街をうろつき、見せつけてやった。我ながらアホやぁ~っ、ワシって。その時、黒人の二人連れが近づいてきて 「おれたちアフリカの○○○○出身(国の名前は忘れた)なんだけど今度、日本で働きたいんだ」 と言うのだ。あわてて「こっ、これから友だちに会いに行かなきゃならないし、明日は朝一番の便で日本に帰らなくちゃならなくて時間がなくて」 とかいって逃げてきた。そんなことはどうでもいいのだが、オリエンタルにチェックインした時は私もようやくゲスト.ハウスからここまで登りつめたのだと感慨深いものがあった。(人の金だけど)                
さすがオリエンタル、部屋もさることながらホスピタリティつうのか、一人一人の客の顔と名前を覚えてくれて至れり尽せりのサービスである。そんでもって立食形式のレセプションパーティーに招待されたのだが、そこにいた女子大生の二人連れ! 聞くと、バンコク滞在中の4日間はず~っとオリエンタルに泊まるとぬかすではないかっ! タイは初めてだからオリエンタルだと安心だと思ったからだとぉっ! ワシでさえ一泊なのに。(人の金で)学生やったら、安宿に泊まらんかいっ! とぶっちしたんだけど(内心ね)、気をとり直してその夜はオカマショーの「マンボ」に行くことになった。ショーがはねたあと、せっかくオリエンタルに宿泊してるんだからと出演者をホテルの部屋に招待することにした。そのむねを小太りのマネージャーに伝えると、 「オリエンタルはドレスコードが厳しいから入れてもらえないかもしれませんよ」 というではないか。出演者のカマー(オカマのことね)も 「あら~ん、あんな高級ホテル、大丈夫なの? あなた保証する?」 などという。どうにかなるだろっと九人のカマーを三台のタクシーに押し込み、ホテルに向かった。結果はホテル・マネージャーに頼みこんで、部屋は駄目だがガーデンならいいということになった。ホテルが氷やグラスを用意してくれてわれわれは宴会を始めたのだが、いや~さすが世界一のホテルといわれるだけのことはある。さすが鷹揚やね。チャオプラヤー川の夜風に吹かれながらの宴会は最高でしたっす! とここまではよかったんだけど、実は大きな声じゃあいえないけどさ、部屋にあったセイコーの置き時計をカバンに入れて持って帰ったのよね。チェックアウトの時になんにも言われなかったから、しめしめって感じで。ところが一か月後にホテルから請求書がきた。時計が紛失していたのでクレジットカードからその代金を引き落とさせていただきますってな。それがなんで2000バーツになるんじゃい! 何の変哲もないただのちっこい時計やないかい! 世界一にしてはせこくないか! もしかしたらボッてるんちゃうんかい、オリエンタル! ふざけんじゃね~! って悪いのはオレか。よい子のみんなはお持ち帰りはスリッパか歯磨きセットまでにしときましょうね。(泣)

 管理人マーキュリーマークの感想文と皆様への伝達事項 
 色々と考えた結果、再編集版を発表することにしました。平成10年代にドリアン長野はgooブログで海外旅行記を発表してました。平成20年代になって私の感想文と皆様への伝達事項を付加して再発表することになりました。その後、平成26年にgoo側がメールの有料化等を決断したことからgooブログの将来性に不安を感じ海外旅行記の発表先をgooブログからYahooブログに変更しました。その点を理解された上で海外旅行記を読んでもらえると幸いです。
 ブランドがセイコーかどうかはともかくとしても1000円(税別価格)も支払えばクォーツ式置時計位は日本では余裕で買える。(*1)タイランドはともかくとしても諸外国では旅行者がホテルの備品の持ち帰りを窃盗(違法行為)だと考えられ厳しく追求する場合があるので本当に寝泊りする場所位に考えておくのが無難です。私が平成27年に宿泊した、ブリティッシュコロンビア州のホテルではラジオ付きの時計が室内で利用出来るようになってました。その時計は持ち出せないようにベッドとベッドの間に固定されてました。旅行中、ブリティッシュコロンビア州のホテルの室内で荷物(私物)の整理整頓の時にはラジオ番組を聞きながら行いました。カナダ国内であるので英語の曲が放送されていたので日本にいてる時と大差なく聞けました。ご存知のように海外のホテルでは、利用客に対してクレジットカードを提出しデポジット(預かり保証金)の支払いをホテルに到着した時に求められます。具体的な金額ですが、平成27年10月に300カナダドルの支払いを私は求められました。全額返金される事を望むならそれに見合った行動が必要です。私は全額返金されました。為替差損についての質問は控えてください。返金されるのに「三日間。」と言われたが実際にはおよそ15日後であったからなぁ。若干の為替差損は仕方ない。
 皆様も時計が欲しければ普通に店で買うようにしましょう。絶対にその方が安いです。私は、平成27年五月にセイコーの小さい時計(¥1008 税込み価格)を地元のお店で買いました。


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冒頭の動画はドリアン長野並びに私(マーキュリーマーク)が撮影したものではなく、参考の為の転載です。

*1 ドリアン長野はタイランドのホテルで置時計を無許可で持ち帰って2000バーツ請求されました。2000バーツは日本円に換算しておよそ¥7000です。平成27年五月には¥1008でセイコーの置時計が買えましたが平成29年12月になって事実上の後継品の価格は¥ 1178に値上がりしてます。置時計の価格の値上がりの連絡は今回限りとさせてもらいます。皆様、置時計は普通に買いましょう。地元のお店で¥1500も支払えば買える置時計を¥7000も支払うなんて馬鹿げてます。
デポジット(預かり保証金)が不当に請求されるようでは辛いです。私は300カナダドルの預かり保証金が全額返金されました。


 

 回顧を兼ねた書評
 僕の初海外旅行は26歳の時のインドだった。
 当時往復チケットは年末料金だったので30万した(泣)。
 行く前は椎名誠の「わしもインドで考えた」を熟読。
 インドでは尻の毛まで抜かれるほどぼったくられ、下痢と発熱で散々だったけど、
 それからはリーマンパッカーとして主にアジアをふらふら。
 アフリカは遠すぎて行けなかった。新婚旅行もバックパックでバンコクと香港へ。
 香港では雑居房のチョンキンマンションで二泊し、妻はぐったりしていた。
 バンコクでは安宿と高級ホテルと泊まり歩き、マリオットのプールで
 溺死しそうになったのは今ではいい思い出だ(嘘)。
 旅も好きだが、旅行記も好きだ。
 この本は主にアフリカ旅行のエッセイだが、面白い。
 何よりも文章がうまい。
 奥さんとのなりそめを綴った「追いかけてバルセロナ」なんか疾走感があり、
 一気に読め、感動的でさえある。
 朝の通勤の地下鉄で読んでたけど、日本にいながら気持ちはバックパッカー。
 旅の本もいいけど、また出かけたいなあ。