先ほど産経新聞の担当者から電話があった。
去年、投稿したブックレビューを「この作者を知りませんでした。調べてみたら、産経新聞児童文学賞を受賞していました。すごくいい本です」と。
何度か掲載していただいているが、担当者がこんなにいい本だと連発したのは初めてだ。興奮している様子が電話口からもメールからも伝わってくる。
私もこの作者のことを一人でも知っていただければ幸甚だ。
「春は鉄までが匂った」小関智弘
作者は大田区の工場で旋盤工として働きながらルポルタージュや小説を書く。芥川賞や直木賞の候補にもなるが、本人は現場を離れない。
労働を書いた作家は数多いが、彼のように長年労働に従事している作家は唯一無二だ。
明日(12日)の産経新聞夕刊ビブリオエッセーに掲載です。
管理人マーキュリーマークからの伝言 特例的に転載致しました。