令和五年二月 カレーライス

管理人マーキュリーマークからのお知らせ

昨年、ドリアン長野が行ったカレーについての投稿を一本化します。
近年、コロナウイルスの影響は大きく各店舗が現在も営業してるか否かについては各自で調べて下さい。
カレー店の中にはレストラン営業を終了して、現在はパン屋さんや飲食店向けの卸販売のみに特化してる企業もございます。

令和五年二月




スパイスカレーを作りました。
激闘三時間。



試行錯誤のカレー作り(これはあくまで個人的に作る一例です)
油は多目に使います。油に香りを移すテンパリングという大事な行程。焦がさないように香りを最大限に移します。スタータースパイスとも呼ばれます。
焦げやすいスパイスがあるので入れる順番があります。
クミンシード、カルダモン、フェネグリーク、クローブマスタードシードフェンネルシード、キャラウェイシード、アジョワンシード、シナモンホール、陳皮
生のカレーリーフ(乾燥したカレーリーフも売っていますが、香りはほとんど移りません。苗木を育てるしかありませんね)
ニンニクと生姜をすって炒めます。
玉ねぎはよく炒めて甘味を出します。
鶏肉、すりおろした人参、みじん切りのセロリ、りんご、トマトを入れて炒めます。
鶏ガラでとったスープを入れます。
塩麹、鰹節などを出汁に加えても良い味が出ます。
スパイスを入れます。(一例)
コリアンダーシード、カスメリティリーフ、クローブパウダー、クミンパウダー、カルダモンパウダー、フェンネルパウダー、スターアニスターメリック、セロリシード、パプリカパウダー、ブラックペッパー
味を見て必要でしたらアーモンドミルクやヨーグルトなどで調節します。
あまり煮込むと香りが飛んでしまいます。
今まで様々なカレーの食べ歩きをしましたが個人的にベスト5を挙げておきます。
金剛石 中央区松屋町
アベルカレー 西区九条
カレー屋バンバン 西区立売堀
ナムプリーカレー
北区天神橋筋五丁目
スパイス堂 中央区谷町六丁目
旧ヤム邸
谷六の空堀商店街からスタート、
今や大阪3店舗、東京4店舗。
六本木ヒルズに出店したことで話題になりました。 キーマカレーとブラックチキンカレーの合いがけ。
見た目はまずカスリメティーリーフがトッピングしている、いないで別れるのですが、こちらはオン。

副菜のもやしも美味しい。
チキンカレーは今は無き伝説の「らくしゅみ」に味が似てます。
安定の美味しさ。大阪カレーの王者という感じがします。



空堀町の「伽麗伊屋」
欧風カレーの人気店です。
30年振りに行きました。
食べ終わって店の写真をパチリ。
額に手をやると眼鏡がない。
慌てて店に駆け込み、「眼鏡忘れてませんでしたか?」
「どんな眼鏡ですか」
「黒縁の眼鏡で…」
「かけてますやん」
額にかけた眼鏡をどこだと探すことはたまにありますが、かけた眼鏡を探しのは初めて(大笑い)
ボケた〜と笑ってごまかしながら店を出ました。
満席のお客さんは爆笑(//∇//)

カレー屋バンバン
裏なんばから阿波座に移転しました。
今まで50軒ほどカレー屋さんに行きました。
同じお店に二回行くことは滅多にないのですが、久々の来店。
美味しいことは美味しいのですが、感動することがなくなってきました。
ところが「カレー屋 バンバン」に行ったときに…

チュンバ(サラダ)
ライタ(ヨーグルト)
アチャール(漬物)
チャトニ(チャツネ)
パパド(インドせんべい)
が一つのプレートに収まっています。
チキンカレー、豆とアサリカレーのあいがけ。
特にアサリカレーが絶品でした。
毎日食べたいくらいですね。
具だけではなく、出汁にもアサリを使っているのでしょう。
大阪のスパイスカレーでは一番美味しいと言う人も結構います。
スーツケースを引いて食べに来ている人もいました。

 

 回顧を兼ねた書評
 僕の初海外旅行は26歳の時のインドだった。
 当時往復チケットは年末料金だったので30万した(泣)。
 行く前は椎名誠の「わしもインドで考えた」を熟読。
 インドでは尻の毛まで抜かれるほどぼったくられ、下痢と発熱で散々だったけど、
 それからはリーマンパッカーとして主にアジアをふらふら。
 アフリカは遠すぎて行けなかった。新婚旅行もバックパックでバンコクと香港へ。
 香港では雑居房のチョンキンマンションで二泊し、妻はぐったりしていた。
 バンコクでは安宿と高級ホテルと泊まり歩き、マリオットのプールで
 溺死しそうになったのは今ではいい思い出だ(嘘)。
 旅も好きだが、旅行記も好きだ。
 この本は主にアフリカ旅行のエッセイだが、面白い。
 何よりも文章がうまい。
 奥さんとのなりそめを綴った「追いかけてバルセロナ」なんか疾走感があり、
 一気に読め、感動的でさえある。
 朝の通勤の地下鉄で読んでたけど、日本にいながら気持ちはバックパッカー。
 旅の本もいいけど、また出かけたいなあ。